オーセブンCADコンテスト2025
学校部門受賞作品
共に
奈良県立御所実業高等学校
環境緑地科
吉村 陽向 様
作品コンセプト
自然と一緒に大切に、をテーマにして小さい子供からおじいさんおばあさんまで楽しめる公園をデザインしました。
目玉は巨大噴水と大きな花畑です。噴水は周囲の円形のベンチで休憩もできます。花畑には四季折々の植物を植えているので季節の違いを楽しめます。
遊び場、休憩所、ビオトープ、ドッグランなど遊びから学習、動物とのふれあい、非常時の避難場所まで多様な用途で使ってもらえます。
感想と創意工夫点
2年生の頃からＣＡＤの作品作成をしており、その頃からの知識、工夫などをすべて活かし、こんな公園があったらいいなと思いながら、ネットなども調べながら作りました。
最も意識したことは環境保護です。生物保護や緑地環境の保全など、人だけでなく他の生き物にも過ごしやすい公園を目指しました。
オーセブンからのコメント
噴水を起点に、遊び場、ドッグラン、ビオトープ、休憩所と、各エリアが独立していながらも、動線がスムーズにつながっており、利用者のニーズに合わせた多様な過ごし方ができるように設計されたとても魅力的な作品です。
それぞれのエリアは、単に遊ぶだけでなく、学習や動物とのふれあい、季節の移ろいを感じるなど、様々な体験を提供していて、公園の多機能性を高めています。
特に日本庭園の要素を取り入れたビオトープは、鑑賞だけでなく子どもたちが自然を身近に感じ、環境について学べる場として設計されており、機能性だけではなく環境保護への配慮が感じられます。
また、避難場所としての機能も備えている点は、公園が地域社会にとって重要なインフラであることをあらためて再確認させる内容となっています。
今後の公園づくりにおいて重要な視点が散りばめられた素晴らしい作品だと思います。
ゾーンごとのパースカットには人物が描かれており、それぞれのエリアでの過ごし方が視覚的に分かりやすく表現され、利用者が心豊かに過ごす姿をイメージさせます。
動画については、導線に沿った流れを意識し、エリアごとにゆったりと見せる構成にすると、さらにプレゼンテーションの完成度が高まることでしょう。
最後の全体をゆっくりと見せる締めくくりは、落ち着きがあり非常に良い印象を与えていました。
