オーセブンCADコンテスト2012

学校部門受賞作品

オーセブンデザインコンテスト2012
第5回オーセブン・デザイン・コンテストにたくさんの作品をご応募をいただきまして、ありがとうございました!
今年は応募締切を1月中旬から1/31に変更して、締切前の週末に仕上げられた方が多かったようです。学校部門も2回目を向かえ前年の約2倍のご応募を頂きました。入賞作品を発表致します!


 総 評


■一般部門
CADを使ったプレゼンテーションのレベルアップを目指すコンテストです。5回目を迎えた今回、オーセブンCADが、【時間に追われる営業現場】や【コンペ用設計現場】で、しっかり使いこなされていることに、新鮮な嬉しさを覚えました。応募作品の一つ一つについて云えば、【CADの操作や表現】のみならず、【営業ストーリィ】や【設計ストーリィ】づくりに力が注がれています。そうしたプレゼンテーションの特長を踏まえて、審査させていただきました。実力伯仲で、大賞、Art賞、特別賞の選出過程では議論百出。審査員大汗の2日間でした。

■学校部門
今回のデザイン甲子園では 多数の応募をいただきました。ありがとうございます。限られた授業時間の中で、CADの手法やデザインをまとめるだけでも大変なところ、大勢の生徒さんを「参加する」ところまでご指導をいただきました先生に、心より感謝申し上げます。力作がたくさんありました。思わず即戦力ジャンと唸った作品がたくさんありました。学校での教育レベルがアップしていることを実感させられました。なお、学校の実習作品で、平面図、透視図、実習写真からなる【手づくりによる作品】の応募があったことを、ここに添えさせていただきます。



学校部門 入選作品


受賞名受賞者作品名
優勝愛知県立猿投農林高等学校
環境デザイン科 森田賢様
小鳥を呼ぶ安らぎの庭園
入選愛知県立猿投農林高等学校
環境デザイン科 佐々木優様
〜自然を味わえる庭〜
愛知県立猿投農林高等学校
環境デザイン科 丹羽美咲様
水の動きを楽しむ庭
愛知県立猿投農林高等学校
環境デザイン科 張本英男様
美の骨頂
奈良県立磯城野高等学校
環境デザイン科 岸本賢一様
和風の庭に小さな森
兵庫県立農業高等学校
造園科 篠原きりこ様
家族の笑顔が溢れる空間
※同じ賞では、順不同(学校名の五十音順)でご紹介しています。


入選作品のご紹介≪学校部門≫
※複数枚あるご提案図面は、一部抜粋して掲載しております。

◆ 優勝 ◆
愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 森田賢様 「小鳥を呼ぶ安らぎの庭園」


小鳥を呼ぶ安らぎの庭園
オーセブンからのコメント


人の感性は、たくさんの事例(形・色・言葉・音)を見聞したり、自分でデザインをしながら育まれますが、その時の人の頭の中のイメージ(立体の受け止めかた)は、両眼の視野の違いから、少し歪みのある3D空間として写っているといわれています。 …【頭の中のイメージ】を【CADで描いて見る】を繰り返すことで【正しい3D空間】がつかめる …CAD学習は、自分のデザインを補正してくれるツールでもあるわけです。
この作品は そういう意味で、幾度も【頭の中のイメージ】を【CADで描いて見る】が繰り返され、練りに練られた庭づくりであったと思います。【リビングダイニングルームからの眺め】や【和室からの眺め】には、そこに暮らす住人の憩える庭がシッカリ描かれています。庭づくりを学ぼうとする、楽しく活き活きとした強いエネルギーをいただきました。(CADが教育現場で使われ 学生さんが素晴らしい作品を作っている現状を知ることができました。ありがとうございます。)


森田賢様
森田賢様
受賞のコメント


この度はこのような素晴らしい賞に選んでいただきありがとうございます。私の作品が選ばれたと聞いた時はとても驚きました。
作品作りはなかなかCADの操作が思うようにいかず苦労しましたが、毎日遅くまで学校に残って提出期限ギリギリまで作成しました。思いどおりにいかないところは先生やクラスメートにアドバイスをいただきながらパースを確認し、小鳥を呼ぶための植栽や小鳥が訪れたくなる雰囲気を作ることができたと思います。CADの授業は1年生の時から受けたいと思っていました。そのため、自分の思いどおりに庭園を造ることができたときは、とても嬉しかったです。4月からは造園会社に就職することも内定しており、これからも庭造りを心から楽しみたいと思います。本当にありがとうございました。


指導者のコメント


昨年に引き続き、コンクールに応募させていただきました。
愛知県立猿投農林高等学校環境デザイン科は、平成17年度より御社の「ケンブリッジ」を導入したことにより、造園デザインコース生のCADによる造園設計が学習できるようになり、3年生から意欲的に取り組んでいます。
 今回の作品は、本人が造園会社に就職することもあり、意欲的にコンピューターに向かって作成していました。昨年と同様にプレゼン能力が評価されるため、印象に残るような作品を作るようにと本人たちに伝えました。印象に残ると一言でいっても、なかなか作成している本人ではわからず、一緒に挑戦している生徒に見てもらったり、角度の違う2つの透視図のどちらがよいか比べあったりして、自分が庭園に込めた思いが、見ていただく人に伝わるようにと頑張っていました。今回の受賞は、造園業界で生きて行く本人にとって大きな弾みになったと思います。
 猿投農林高校にとっても、昨年に引き続き今回も受賞できたことは大変嬉しいものであり、これからCADを扱う生徒の励みにしていきたいと思います。ありがとうございました。






◆ 入選 ◆
愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 佐々木優様 「〜自然を味わえる庭〜」


〜自然を味わえる庭〜



◆ 入選 ◆
愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 丹羽美咲様 「水の動きを楽しむ庭」


水の動きを楽しむ庭



◆ 入選 ◆
愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 張本英男様 「美の骨頂」


美の骨頂



◆ 入選 ◆
奈良県立磯城野高等学校 環境デザイン科 岸本賢一様 「和風の庭に小さな森」


和風の庭に小さな森



◆ 入選 ◆
兵庫県立農業高等学校 造園科 篠原きりこ様 「家族の笑顔が溢れる空間」


家族の笑顔が溢れる空間

過去受賞作品