オーセブンCADコンテスト2024

学校部門受賞作品

 

まひちゃんの家


奈良県立御所実業高等学校
山本 真寛 様

オーセブンCADコンテスト2024 学校部門 優秀賞作品オーセブンCADコンテスト2024 学校部門 優秀賞作品






作品コンセプト
私はこの庭の「太陽の位置」と「目線」を工夫しました。
正面部分は洋風庭園にデザインしました。
ガラス張りのテラスもあるので、日光を浴びながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
逆に奥側は和風庭園としました。
門戸を開けると、まず中央に見えるように灯籠と樹木を配置し、そこからゆっくりと周囲が見渡せるようにしました。
外から区切られた空間でゆっくりと和の世界を楽しんでください。


感想と創意工夫点
正面部分は開放的な造りにして陽がよく当たる場所にしています。
そのため、樹木も陽樹を中心に植栽しています。
テラス部分は塀を高くして、プライバシーが守られるようにデザインしています。
和風庭園は門で仕切られ、日当たりも少し悪いので陰樹を中心に植えました。


オーセブンからのコメント
こちらも戸建て住宅のエクステリアをまとめた作品として、優秀賞受賞です。おめでとうございます。和洋折衷の意匠で校正したプランとなります。

「楽しむための庭」と「眺めるための和の庭」が見事に組み込まれており、樹木の配置が日当たりを考慮しつつも、季節感豊かな美しい景観を形成しています。目線の高さやパースの撮り方、そして動画の作成など、プランを魅力的に伝えたいという想いが感じられます。

洋風のエントランスは開放感があり、南向きの庭ではテラス屋根を活用して自然光を巧みに取り入れています。プライバシーも考慮され、庭での過ごし方が具体的にイメージされています。
一方で、和風の庭はその重厚な門や静寂的な雰囲気によって異なる世界への誘いを感じさせます。蹲や灯篭などの伝統的な要素が、独自の風情を演出しています。

1つの提案として、エントランスに和洋折衷なデザインを取り入れることで、洋風と和風が美しく調和し、一体感が生まれるてくるかもしれません。あるいは、和の庭の入り口には植木やアイテムを配置するなど、敢えて重厚な門を完全に露わにしないほうが、和洋のテイストの変化が自然で、驚きやワクワク感をもたらす隠れ家的演出になるように思いました。

ともあれ、作図に関する基本スキルは身につけてますので、受賞者の今後がとても楽しみとなる作品です。


過去受賞作品