第18回 オーセブンCADコンテスト
特別賞作品
プレゼン賞
思い出のサクラの庭
オリジナル・ライフ・ガーデン綿貫 幸子 様






作品コンセプト
前庭は、シンプルモダンの外観の家に和の要素を合わせ、流行にとらわれない経年変化も楽しめる庭。
オープン外構の前庭と隠された、とっておきの秘密の場所のような主庭との対比。
その主庭には、祖父母との思い出の桜が咲き誇り、春の喜びと共に、過ぎ去った時間の切なさも混じり合う。
感想と創意工夫点
植栽を多く取り入れ、アプローチを進む度に、季節を感じられる空間づくりにしました。
カーポートは、建物に合うモダンなデザインのものにし、和の要素とはミスマッチですが、なぜか違和感を感じない空間になりました。
奥に続く主庭は、祖父母との思い出の大切な空間として、思い出の桜を主役に、月と月光をモチーフにデザインしてみました。
建物に囲われた中庭のような空間を非日常の特別なものに感じられるようにしました。
オーセブンからのコメント
柔らかさと凛とした佇まいが共存する作品です。
前庭のシンプルモダンな空間から奥の主庭へ視線が自然に誘導され、進むほどに季節の移ろいを感じられます。
アプローチは自然石や植栽の組み合わせで表情を変え、版築や木材などナチュラルな素材感が空間に豊かな風合いを添えています。
庭の中心には長年大切に育てられてきた思い出の桜が植えられ、あえて手前に配置しテラス屋根を抜くことで、天に向かって力強く生き生きとした姿を見せています。
庭全体の象徴として設計の軸となっている点も秀逸です。
全体を通して桜の存在が感じられるプレゼン構成で、設計の核となるテーマが明確に伝わってきます。
テラスは段差や素材の切り替えで空間に緩やかな変化をもたらしています。
場所ごとに異なる過ごし方を楽しむことができ、自然なつながりと広がりを感じられます。
夜は足元をほのかに照らし安全性を確保しつつ、植栽をスポットで際立たせる演出により、昼夜それぞれ異なる表情を楽しめます。
桜を軸とした空間構成と想いの込められた設計意図がよく示され、受賞にふさわしい作品です。
受賞者コメント
この度は、大変すばらしい賞をいただき、誠にありがとうございます。
長年、受賞することを目標にコンテストに参加してきましたので、ようやく念願がかない、大変嬉しく思います。
提出してからも「もっとここをこうすればよかった」と後悔ばかりしていましたので、オーセブンさんから受賞を知らせるメールをいただいたときは、大変驚きました。
コンテストの期限が迫る中、何となく建物だけは先に作成したものの、肝心な外構計画のテーマが思い浮かばず悩んでいました。
そこでその悩みを代表の山口に相談したところ、思い出の桜の木のアイデアを提案されました。
それをストーリーにして作品に取り掛かりましたら、するすると作品づくりが進み、一気に完成することができました。
この作品は、原案を含め、山口との共同作品だと思います。
いつもサポートしてくださるオーセブンのみなさまに感謝いたします。
また来年も賞がいただけるような作品づくりを目指したいと思います。
ありがとうございました。
オリジナル・ライフ・ガーデン
綿貫 幸子 様


















