第18回 オーセブンCADコンテスト
特別賞作品
優秀プレゼン賞
海中の庭
有限会社近藤建材店鶴本 啓太 様







作品コンセプト
沖縄の海を真正面に望む高台という立地を最大限に生かすため、建築の水平ラインと風景の連続性を外構で補完する構成としました。
1mの地盤高差は視界を持ち上げ、海と空が最も美しく重なる高さをつくり出す要素として利用しました。
コルテン鋼の水盤は、素材特有の深い色調で海の青を引き締めつつ、薄い水面の反射が建築の透明感を増幅し、敷地全体を一枚の風景として統合する役割をもたせました。
外構が単なる付帯ではなく、建築と自然の接続精度を高める“媒介”として機能することを意図したランドスケープ提案です。
感想と創意工夫点
海沿いの建物をイメージしていたので、海の表現や水盤を流れる水の表現(飛沫など)を焚き火の火を利用することで表現しました、
門袖の笠木に曲線の笠木を使用することで、琉球石灰岩の門袖を角を落とし柔らかいイメージとしました。
オーセブンからのコメント
静けさと開放感が共存する庭空間を描いた作品です。
この作品の魅力は、水盤を軸に空間体験を組み立て、それを分かりやすく伝え切っている点にあります。
白い岩の硬質さと明るい木調のやわらかさが対比的に配置され、海辺らしい軽快なプランのスタイルを形づくっています。
昼は光を受けた素材の明るさが庭全体に広がり、日差しの中で庭を行き交う時間の開放感が伝わります。
夜には水面に落ちる光の揺らぎが静かなムードを生み、室内から眺める人や庭に佇む人に、幻想的な時間の流れを感じさせます。
パースは庭側からの視点だけでなく、室内から水盤越しに外を眺めるカットも効果的に配置され、室内と庭、さらに海までの連続した視線のつながりを自然に伝えています。
水盤の揺れる水面、素材の質感、光の滲み方まで丁寧に描き分けられており、夜風に触れながら景色を眺める時間や、室内で静かに過ごすひとときまで具体的に想像できる点を高く評価しました。
受賞者コメント
沖縄の海を正面に抱く高台に計画した、平屋住宅の外構デザインです。
海・空・庭を明確に区切るのではなく、水平に連なる一つの風景として感じられる外部空間を目指しました。
コルテン鋼の水盤とインフィニティプールを想起させる薄い縁が、水面に空と海の光を映し込み、建築のラインと静かに呼応します。
約1mの高低差が生むわずかな浮遊感や、反射・錆色・透明感の重なりが、自然と寄り添う暮らしに穏やかな余白をもたらします。
昼は海風と光を、夜は水面に映る陰影を楽しみながら、時間とともに表情を変えていく庭のあり方を提案しました。
有限会社近藤建材店
鶴本 啓太 様


















