null
 エクステリアVRの開発秘話3回目です。今回は、実際の開発作業について書こうと思います。と言っても、実際の作業内容はプログラムを書く話をしてもおもしろくありませんので、ちょっと違った観点から書こうと思います。


○β版完成
 エクステリアVRのエンジン(実際に計算をする部分です)開発が進んでほぼ完了ということになると、次に操作部分を作成します。この作業が終わるとβ版(試作版)完成ということで社内お披露目となるのですが、実はここからが本番なのです。

 これは、どのような作業でも言えるとは思うのですが、試作版から商品版を作成するまでの工程をきちんと行うことで、より良い商品になると思います。これはアプリケーションにも言えることで、仕様通りに作ってもうまくいかないのがほとんどです。そのため07でも、試作版の動きを確認・調整をしながら、最終的に商品版を完成させていくのです。

○数回変わった操作画面
 エクステリアVRβ版の操作画面はお世辞にも洗練しているとは言えませんでした。仕様通りに作成してはあったのですが、そのように作成してもダメだという典型的な例だったのです。開発期間も残りわずかでしたが、試作版完成から約2週間ほどかけて現在の操作画面に変更していきました。

 2週間と一言で言っても、実に4回ほど画面変更を行いました。今見ると、最初の画面はひどすぎて商品にできるレベルではありません。この作業のおかげで余分な操作もなくなり、全体的に洗練された動作になったと言えます。

 さて、開発作業もほぼ完了しました。次回は最終回として、商品を実際に発売するまでの作業について書きたいと思います。


エクステリアVR開発秘話 その1
エクステリアVR開発秘話 その2