オーセブンの営業員は、自宅からお客様の事務所に直行します。オーセブンの本社や支店に寄らなくてもいいように、PDAなどの携帯端末からスケジュールを入力できるようになっています。

オーセブンではe-Kan(イーカン)という業務管理システムを導入しています。e-Kanは報告・連絡・相談のコストを劇的に下げます。日本全国で奔走している営業員は、1ヶ月間ほとんどオーセブンの本社や支店に立ち寄ることなく業務を遂行できます。e-Kanを通じて日々の報告・連絡を行うことによって、余分な時間や交通費を削減することが出来ます。

通常のEメールでもこれに似通ったことが出来ますが、Eメールのように質の異なる情報がひとつの箱に混ざってしまうと、分類整理にとても時間がかかります。e-Kanのようなシステムを使うと、一度入力された情報は様々な別の用途に使うことが出来ます。




左の図は、各営業員が入力した1日のスケジュールを一括表示したものです。その日の全員の動きを5分単位で表示することができます。これによって、営業員の動きに応じて、例えば、近隣のサポートを指示することが出来ます。また、これが最も大事なことですが、業務改善のための最も重要なデータとして後に利用されることになります。データは整理されることで初めて、後で使えるようになります。

営業員が効率的に動けることが、ビジネスの第一条件です。お客様の面前でどのように対応できるかということ以前に、スケジュールをきちんと立ててその通りに実行することが必要です。そして、過去の事実の反省するためには、それをデータベースに刻んでおくのが最も簡単な方法です。

e-Kanのような大きなシステムがなくても、MicorosoftAccessやファイルメーカーProなどで簡単なデータベースを作成することが出来ます。営業員の予定と実行の履歴を残すことで、次の目標が自然と見えてくるはずです。