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メーカーと協力業者の新しい形が始まっています。
あるユーザーさんの打ち合わせに同行する機会がありました。


よくある話ですが まだ家のプランも決まらない段階で、メーカーの営業マンから作図依頼があります。
皆さんも経験あるように、外構造園業者のCADは 住宅と庭のトータルプランニング営業のツールなのです。
腕のいいメーカーの営業マンと組めば、効果絶大のコンビですが、世の中そんなスーパー営業ばかりではないですから 成約率が30%ならいいほうです。
無駄な作業といえど 仕事を頂くには 致し方なくというところです。

そんな時、あるメーカーと協力業者さんの作図支援打ち合わせに同行する機会がありました。
このメーカーさんは、営業が図面依頼を出す場合、必ず発注書を切るそうです。
図面の依頼があるたびに もちろん修正費用も、みてくれるそうです。
(当然なことなのですが)なんと理想的な関係だろうと感じました。

このとき メーカー規格に準じた図面が求められるそうです。平・立・パース図、施工図、仕様書、など基準があるということでした。
メーカーの姿勢として 要求する水準を高く求めるけれど 同時にかかるものには支払うという姿勢を持つことで 共生の関係を作っているようです。 

私は 昔品質管理の仕事をしていました。コスト低減をしようとするとき 見えざるコストを無くすことで 真の生産性を上げるということがありました。
営業マンが出入りの業者を ただで使っていても 見えざるコストがかかっているのです。

しかし 費用をはっきりさせると、効率の良い営業マンの経費と、そうでない営業マンとが 一目で見えるようになってきます。

組織の中に埋もれる無駄を掘り出して 数値管理で組織の透明性をはかることで 会社はよくなっていきます。そして お客の満足するものが作れるようになります。

このような協力業者との関係があるのだと 勉強することができました。
一歩進んだ、メーカーの姿を見たような気がした。