2024年も兵庫県の西宮神社では十日戎に際して、「開門神事福男選び」という儀式が催されました。十日戎は1月9日(火)から11日(木)までの3日間にわたります。1月10日(水)の午前6時、大太鼓の音とともに門が開き、抽選で選ばれた第一陣の108人がスタート!一番福を目指し、境内を全力で駆け抜けます。

この祭りは、商売繁盛の神である「七福神」の一つである「戎(恵比寿)」様を祝うもので、西宮神社で行われます。開門と同時に参拝一番乗りを目指して門から本殿までの約230メートルを走る兵庫県西宮市の西宮神社の「福男選び」。
本殿への先着3人だけが、その年の「福男」と認められ、1年間、多くの人に福を分け与えるとされています。


■この「福男」に選ばれるまでの4つの難関をご紹介!
その1)早く行けば何とかなるが、寒い中、最後まで体調を維持できるか?
前日の1月9日(火)に西宮神社へ出向き、午後10時から抽選受付。
前列に並ぶための場所割り抽選は先着1,500人のみ!
夕方頃から列に並び、整理券を手に入れて、午後10時まで待機し、抽選が始まるのを待つ。

その2)「運」を味方にできるか?
2024年1月10日(水)0時から抽選。
開門時に先頭の方、つまり、前列に並ぶためには一番前の108人に選ばれる必要がある。
抽選は、色付きの棒を引く方式。
 赤い棒 Aブロック:最前列108人←ココ!!
 青い棒 Bブロック:Aブロックの後方108人=はずれに近い
 色なし Cブロック:Cブロックの後方=はずれ
現実的には、赤い棒(Aブロック)を引けないと、福男になれない。

その3)Aブロックに選ばれる倍率は約14倍。
福男に選ばれるためには足の速さだけでなく、「運」も必要。
難関選に当たった人は3〜4時頃に集合して入場受付。
1月10日、赤門の前に集合し入場受付をする。
Aブロック(赤い棒) 午前4時
Bブロック(青い棒) 午前3時

その4)本殿でえびす顔を見せられる福男には、難所をクリアする技量と運が求められる?
1月10日(水)午前6時、大太鼓の音とともに門が開き、一番福を目指し、境内を全力で駆け抜ける。
難コースを走り抜き、もっとも早く本殿にたどり着いた3人が福男(一番福・二番福・三番福)です。
コースは全長約230メートル。出発点は表大門。
表大門から直線を50メートルほど進むと、右に130度はある急カーブに差しかかる。
最初の難所とされる通称「てんびんカーブ」。地面がコンクリートから石畳に変わるために滑りやすい。
続けて100メートルほどの直線は「福男道」と呼ばれ、真の脚力が試される。
ただ、ここからが難しい。加速しきったところで左に約110度のカーブがあり、
抜けた先の右手に大きなクスノキが立ちはだかっている。
曲がりきれなかったり、混み合ったりするとぶつかりかねない。
さらに直線を30メートルほど進むと「魔物の角」と呼ばれる右の直角カーブが迫る。
本殿を目前にして転倒する人が相次ぐ最後の難関を突破して本殿に到達?
抽選に外れた人も、参加賞が、、、。
1月10日(水)午前6時以降に参拝した先着5,000人には、「開門神事参拝之証」が無料で授与された。

今年は福男3人とも初参加!!
誰だったかは、下記の動画で。

開門神事「福男選び2024」・西宮神社十日えびす(2024年1月10日)
参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=HLeTCIlHtAw