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Microsoftは、Webブラウザの「Internet Explorer(IE)」のサポートを2022年6月15日に終了すると発表がありました。



IEサポート終了後は、セキュリティ脆弱性が発見されても不具合の修正プログラムが更新されないようですので、IEをお使いの方は別のWebブラウザへ移行を推奨します。

IEサポート終了の理由については、IEの高い互換性、生産性、セキュリティについて後継のWebブラウザ「Microsoft Edge」の方が優れているためそちらへの移行を推奨しているようです。レガシーのアプリをIEで使用しているユーザーに対して、Microsoft EdgeのIEモードを使うように勧めています。IEモードに関しては少なくとも2029年まではサポートするとしています。

一般のユーザー側からするとEdgeやChromeをお使いの方が多いと思いますのであまり気にされることはないかと思いますが、システム開発者側からすると「やっとサポート終了か」と安堵するシステム開発者も多いかと思います。逆にサポート終了期限までにIE専用に開発しているシステムから移行する案件が増えて不安を抱える方も多くいるでしょう。
IEはWondows95の古くから存在しており、シェアも圧倒的であった時代が長く続いたため、IE限定で動作するようなシステムが多く存在していました。それだけに今もなおIEの呪縛というのは強く残っているのです。


最後にIEモードを使用する手順を少しご紹介して終わりたいと思います。※1)

まずはMicrosoft Edgeを起動した後、
下の画像のように画面右上の「・・・」の押し、
下に出てきたメニューから「設定」を選択します。


スクリーンショット 2021-05-20 112556


次に下の画像のような設定画面が表示されますので、
左側のメニューから既定のブラウザーを押して、
右側に表示される「Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可」のスイッチをオンにすることで使用できるようになります。


スクリーンショット 2021-05-20 102150
※1) 画面の手順については、今後Microsoft Edgeのアップデートにより変更される場合もあります。