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2月は受験シーズンです。中学、高校、専門学校や大学など、いろいろありますが、今どきの中学入試はすごいですね。インターネット前提のシステムになっています。


少子化と言われる時代ですが、受験にも大きな影響があります。特に私立の学校は入学者数の確保に必死で、生き残りをかけた学校同士の競争が激しくなっています。一人でも多くの受験生に来てもらいたいと、学校は様々な工夫をしています。

特に私立中学校の募集努力には目を見張るものがあります。入学希望者への説明会などは多くの学校が実施しますが、説明会で入試の出題傾向を丁寧に説明するのはもちろんで、説明会に来たらそれだけで合格の可能性が上がるとか、中には説明会で聞いたパスワードを解答用紙に書くと加点されるという都市伝説めいた噂もあるほど、学校側の営業努力が見られます。

また、一つの学校が複数の入試日程を設ける場合もあります。その学校に入学したければ、二度三度と入試を受けられるのです。もちろんそれぞれの日程で問題は違いますが、一発勝負ではなくなりますから、合格率が上がって受験者に優しい仕組みです。 

合格発表はもちろん学校のウェブサイトです。速い学校では受験日の当日に合格発表がサイトに掲載されます。もし不合格だったら・・・、大丈夫です。明日の入試をもう一度受ければよいのです。試験日当日の試験開始一時間前までにウェブサイトから申し込めば、また入試が受けられる学校もあります。

ITのチカラによって、学校は生徒を効率的に集めることができるようになりましたが、なにより、不合格してしまった子ももう一度チャンスをもらえるようになったのが、いいですね。