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福田首相は 直近の自由民主党政務調査会住宅土地調査会の会長をやっていました。そこで「200年住宅ビジョン」を策定、超長期住宅ガイドラインや家歴書の整備など 12項目に及ぶ政策提言をしています。

何故 200年住宅なのか? 歴史的に見れば 戦後は、住宅が不足する中 量的な問題を解決する必要にせまられた。住宅メーカーの育成、公団住宅創設なども その一環でした。

経済成長もあり 1973年には 供給戸数が世帯数を 上回り 量的な問題は解決されてきたのです。しかし住宅5カ年計画は その後もつづいてきました。

30年で家を建て替えている日本の現状では これからの 少子高齢化時代うまく乗り切って行けそうもない。これからの 高福祉策を実行する財源がとれない、建て替え時のゴミによる 環境問題も大きい。そこで住生活基本法が制定されました。

生涯所得が3億円として その3割が住宅取得にかかわるといわれています。さらに30年で 住宅を建て替えています。30年ローンを払い込み 完済すると 住宅価格がゼロになっていては 富が蓄積されません。そこで 住宅の耐久性を 200年にしていこう。フローの経済から ストックの経済へ シフトして 住居にかかわる費用を 減少させていこうという取組です。

一般住宅の庭や外構が新築時に造られることが 多くなったのは バブル崩壊後です。 新築住宅の価格が下がった分、 浮いた予算を 庭や外構にまわすことができるようになったからでした。

200年住宅は 「庭の時代」の推進力になります。100年200年 樹木の成長を楽しみにした庭を作るようになるでしょう。 

「立派ないい庭」の家こそ 不動産価値をより高めるからです。住宅の費用が少なくなると 庭にかける費用を多くすることができます。そして そのことが 生活を豊かにしたり 健康を増進したり 価値を高めることになり 多くの人が庭に 出て、楽しむようになるといえます。

住宅建設の数が少なくなっても 庭の仕事は増えてきます。繰り返しますが インターネットでの直接販売の手立てを すぐにでも作りましょう。これからの庭ビジネスは 情報戦に勝つことが大事になります。