ClipboardImage
ロボットの時代が来る、と言われて久しいですが、本当にそんな時代がやってきそうです。


数日前に公開された動画をご覧ください。産総研(国立研究開発法人産業技術総合研究所)の開発したロボット「HRP-5P」が実際の石膏ボードをビス止めする様子が撮影されています。重量のある実際の石膏ボードが平積みされた状態から、持ち上げ、位置を合わせて、ビスで止めつけます。




身長182cm、体重101kg。ちょっと体格のいい人間くらいのサイズですから、どのような現場でも人間の代わりに作業がすることができそうです。これだけの動きができれば、簡単な作業から順次、これまで人間が行っていた仕事を担ってくれるようになるでしょう。

若い人が建築業に興味を失いつつある今、ロボットの導入が業界の仕事を回すキーになるのではないでしょうか。人間の職人さんはより付加価値の高い仕事をして、力持ちのロボットがそれをサポートしてくれる時代が来るでしょう。荷揚げ、荷降ろし、ブロックを運ぶのも、猫車を押すのもロボットの仕事ですね。

台風や地震などで修繕が必要になった危険な建設現場でも、ロボットが活躍してくれるでしょう。 いや、普通の現場でも、人間の職人さんが夕方、ロボットのスイッチを入れておけば、翌朝にはボードの貼り付けが終わっている。そんな夢のような作業風景が、もうそこまで近づいてきています。

産総研のホームページ「人間と同じ重労働が可能な人間型ロボット試作機HRP-5Pを開発」