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憲法改正の議論は 2つに分かれているようです。先のNHKの特集などでも 賛成反対が拮抗していたようです。 現実的状況の中で 改正をすることの 必要性を感じているけれど 改正した時 その権力を扱う人 つまり 官僚と政治家が信頼できるかどうか 国民は そこを心配しているのだと 思うのです。

交戦権を持たせた時 官僚や政治家が正しくその権限を行使するとは 思っていないのです。だから 信頼できない人たちに 権限を持たせるより 今の不自由な 9条を保持していた方が 安全だし 不自由でも 失うものが少ないと思っているのだと思います。

日本人が歴史から学んだことは いかに 権力をもった 軍人や役人たちが 威張りくさって 不正を平気でやっていたし その尻馬に乗って うまい汁をむさぼっていたやつがいたということを  戦争中 多くの人が体験しました。

戦後 日本を良くしてきたのは 政治家や官僚ではありません。良くなった日本を悪くしているのは 官僚と政治家ではないでしょうか。この官僚や政治家に この国の行く末を託すような 大きな権力を与えてもいいものかどうか そこのところに不安を感じているのが 憲法改正論議ではないでしょうか。