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これからはクラウドと言われて、5年以上が経ちました。 インターネットさえつなげば、どこからでも自分のデータにアクセスできるクラウドですが、その本命とも云えるサービスが出てきました。


クラウドは、プログラムやデータをサーバーに持った状態で運用するシステムのことです。GoogleのGooglePhotos、マイクロソフトのOffice365、AppleのiCloudなどが主なクラウドサービスです。オーセブンでもe-Boardを提供していますが、業務管理システムや情報共有システムで主にこのクラウドという仕組みが採用されてきました。

データや情報を共有するクラウドシステムは広く使われるようになりましたが、CADや画像処理などのいわゆる「重い作業」は依然として手元のパソコンで行われているのが現状です。 そんな「重い作業」も全てクラウドでこなしてしまおうというサービスが現れました。

Paperspace(ペーパースペース https://www.paperspace.com/)というサービスは、自分の好みのスペックのパソコンをクラウド上に持てるというものです。ユーザーはインターネット上のどこからでもクラウド上にある自分のパソコンにアクセスして、普通のパソコンのように使うことができます。料金は使用料で、1時間○○円や1か月○○円のように設定されています。


Paperspace
自分の好みのソフトウェアをインストールするには、インターネット上からインストーラーをダウンロードして、インストールすることになります。 デモンストレーション動画では、3DCADソフトや画像処理ソフトを動かしている様子を見ることができます。

現在はアメリカ国内にサーバーがあるのみですから、日本からの利用では若干スピードに不安が残ります。しかし、この方式はパソコンを使った仕事のあり方を変える、クラウドコンピューティングの本命のサービスと云えます。 DellやHP、Appleなどのパソコンメーカーが、クラウド上のパソコンを販売する日もそう遠くはないかもしれません。