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テレビ番組の主人公は、ドラマの主役、番組の司会者、あるいは歌手やお笑い芸人でしょうか。番組を撮影しているテレビカメラは、視聴者の意思とは無関係に次々と視点を変えて行きます。 でもVRは、そうじゃないですよね。


オバマ前大統領がFacebookの公式アカウント The White HouseにVR動画を投稿したのはちょうど1週間前のことでした。任期満了直前の最後の国民サービスでしょうか。動画はホワイトハウスの前庭から始まり、建物の中へと移って行きました。

この動画をいつまで見られるの分かりませんが、是非下のリンクを押してご覧頂きたいと思います。 動画は360°見渡せるVRになっています。リンクを開いて画面の中をドラッグすれば、視点を自由に動かすことができます。https://www.facebook.com/WhiteHouse/videos/10155140995934238/(大統領が代わりリンクが切れました)

動画のちょうど2分あたりから、画面の中にオバマ前大統領が登場します。彼は穏やかな表情でこちらに話しかけますが、VRですから視点を動かすのはこちらの自由です。 部屋には前大統領と「自分」しかいません。落ち着いた雰囲気の部屋の中で、とても贅沢な気分に浸れます。

視点を動かす権利をこちらが握っているだけで、とてもリラックスできるのは不思議です。 テレビで演説を観ているのとは全く違います。相手を緊張させないVRは見知らぬ誰かへのプレゼンには最高のツールかもしれません。お客さんに自由に動かせる視点を渡すことで、安心感を与えることができるからです。


The White House
https://www.facebook.com/WhiteHouse/