いつもオーセブンCADシリーズをお使いいただき、ありがとうございます。今回は、バージョン11の開発裏話ということで、バージョン11のスピードに書いてみたいと思います。


 バージョン11は、過去のオーセブンCADシリーズと比較しても飛躍的な機能向上を遂げています。リアルタイムパースやレベルマーカー、新しい塀デザイナーなど多種多様です(詳細はこちらから)。さらにいうと、バージョン11は、このような表立った機能だけでなく、システム的な部分にも手を入れてあります。

 その中でもバージョン11のスピードが、かなり速くなっているのをお気付きでしょうか。バージョン11では作図スピードの改善として塀・床・階段の計算スピードを上げてあります(バージョン10まではダイアログが出て計算されていました)。それに加えて、実は通常の作図スピードも上がっています。過去のオーセブンCADシリーズでも高速化のご要望はいただいており、今回手を入れることができた次第です。

 と、書いていながら、かくいう私も高速化したという話を聞いていただけで体感した訳ではなかったですが、つい先日、その機会がやってきました。たまたま、データの検証を行ったおりに、明らかにバージョン10とバージョン11の拡大・縮小のスピードが違っていたので、高速化の思い出したほどです(同じデータで確認しています)。バージョン10では、拡大縮小後の次の動作に間があったのが(0.5秒程度)、バージョン11では、全くと言っていいほどありませんでした。本当に体感できるくらいのスピード差を感じて驚きました。

 このように、普段何気なく使用していたバージョン11ですが、常に調整・改良を行いより良い商品になっています。旧オーセブンCADをお使いのお客様は、ぜひバージョンアップをご検討いただければと思います。