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新潟県中越沖地震が起きました。神戸―新潟ラインの活断層地震だそうです。大陸プレートに海洋プレートが押し続け 山が高く、谷が深くなるように動く活断層タイプの直下型地震でした。
テレビ中継で見ていると 家全体が倒壊しているのに 屋根の形がしっかり残っているのが目につきました。瓦が重たいので 壊れたように報道されていますが 瓦屋さんに気の毒です。瓦が重いので潰れたとは言い切れません。

多雪地域では屋根の垂木が太く しかも 野地板が厚いので 屋根自体の構造が強くなっています。大雪に耐える屋根を作ってきたのです。そのため 屋根面の 水平構面がしっかりしているので X方向とY方向の筋交いのバランスが悪いと ひねられて 倒壊してしまうのです。こわれているのは バランスの悪い建物や 地震力の働いた方向と 耐力壁の量が合っていなかったなど 壁の強度とバランスの問題でした。 壁がひねられて壊れてしまっても 屋根は しっかりと残っているのです

重い瓦がのっているから 壊れているという 説明は あまり 正しいとはいえないのです。

震度6強程度で壊れるかどうかを 事前に判断することはそう難しくありません。地震の被害を少なくするには 耐震補強のリフォームを すすめることが 大切ではないでしょうか。