Apple Pencil
iPad Pro にはApple Pencil(アップル・ペンシル)というオプション商品があります。 その姿はまさにペンシル(鉛筆)ですが、ホワイトのペン先に黒鉛の芯はありません。iPad Proの上で動かしたときだけ、そこに鉛をこすりつけたような線が現れます。


タブレットの上でペンを動かすと線が描けるという機能は、何ら珍しいものではありません。 しかし、このApple Pencil は、デザインやイラスト、コミックの世界に革命をもたらすかもしれないと、言われ始めています。 その最大の理由は、ペン先の動きに画面の描画が遅れないことです。すばやくペンを動かしても、ぴたりと描画がついてきます。

これは素晴らしいと話題になりました。11月の発売以降、真っ先に売り切れたのはiPad Proの本体ではなく、Apple Pencilでした。Apple Pencilは約 1万2千円と高額ですが、それにもかかわらず、発売したとたんに飛ぶように売れました。 Pencilへの期待の高さがうかがい知れます。

しかし、現実は少し違っていました。iPad ProとApple Pencilを使えば、どんなお絵かきアプリでもスムーズに動くと期待しましたが、そうではないと分かったからです。Appleの純正アプリ以外の多くのアプリでは、現状、Apple Pencilの性能を引き出すようにはできていませんでした。

ソフトウェアの動作スピードは、遅ければユーザーは不満を持ちますが、速い時は(最初感動しても、すぐに)当たり前だと感じます。 Apple Pencilを触ってみて、改めてそのことに気づかされました。多くのアプリは、Apple Pencilのためにプログラムを見直すことになるでしょう。直さなければ、誰も使ってくれなくなります。

動作の遅いソフトウェアを速くすることは、大抵の場合困難な作業ですが、オーセブンのソフトウェアもお客様に当たり前だと感じていただけるように、より動作の速い、待ち時間の少ないものにしてゆきたいと思います。



ご参考までにiPad Proの二つのアプリの動作の動画を掲載します。
( 左 動作が速いアプリ | 右 動作が遅いアプリ )


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【動画】 Apple純正 手書きアプリ
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【動画】 動作の遅い 手書きアプリ
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【動画】 Apple純正 手書きアプリ
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【動画】 動作の遅い 手書きアプリ