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急行列車内で 女性に暴行するが 誰も通報しない 事件が報道された。冷たくなった人間関係を 反省をこめて 報道している様子もあった。 報道された 犯人の顔写真を見て ん! 何とも自分の感覚が信じられなくなった。

日本の街では その人服装で 職業や人物象なども分かったものだ。 しかし 今は 服装も自由になって 服装から その人物の 何たるかを 推測することはできにくくなってきました。

前科○犯 というような 人の 顔の印象も いかにも 悪顔のイメージがあった。だから 悪役という 俳優のジャンルもある。

しかし この 暴行犯の顔だけ見て とんでもないやつだとは 思えなかった。そう感じた人も多いのではないでしょうか。

マンション耐震偽装の 姉歯もまったく このタイプである。カツラをはずしたら どんな顔になるのかわからないが いかにも 悪人顔とはいえない。

日本が安心して住める国だったのは 人が外見でわかる わかりやすい国であったからだ。それを成り立たせてくれたのは 日本人なら誰でも持っている共通の倫理観ではなかったのか。

新しい悪人は はじめから 倫理観が欠如した人間として育っているのではないでしょうか。自分でやっていることは悪いことという 反省や苦悩がない。だから 顔が 悪人顔にならない。 普通の顔をした 悪人が 登場してきたのではと 思うのである。 悪をやっていると反省したり悩んでいる悪人の方が 救われる。善人顔の 悪人は救いがない。