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マイクロソフトから「来年、2014年4月9日を持って、WindowsXP、  Microsoft Office 2003、 Internet Explorer 6 のサポートが終了いたします。」と発表されました。使いやすいこともあったし、長い不景気でバージョンアップを控えてきたこともあり日本ではパソコンの1/3がXPだと云われています。数が多いだけに、ミレニアム問題以上の大きな問題です。

韓国のサイバーテロで見えてきたのは WinOSの不正使用で、サポートを受けていない脆弱なセキュリティーのものをつかっていたのでは?という問題が発生し、 マイクロソフトが韓国軍に対し、不正使用料として約141億円を請求しているというニュースがありました。セキュリティーのフォロー無しで使うことの危険性を改めて教えてくれました。 

中国では5億台のパソコンのうち WinXPが2/3と推定されています。これがどのくらい新バージョンになるのか 大きな問題を含んでいます。中国でWinXPの不正使用が続くようであればウイルスの蔓延が心配です。

健康な生徒のクラスと、体調を崩しているクラスでは インフルエンザに掛かり易いのは体調不良のクラスです。世界の多くの人が 不安定なWinXPを使えば ネット空間でのウイルス被害は断然多くなります。マイクロソフトのサポートが無くなったWinXPを使い続ければネット全体が脆弱になり、ウイルス感染や個人情報漏えいなどの被害も起こりやすくなります。

バージョンアップする最大の理由は 自分の体を健康にすることで風邪をひかず 皆に風邪をうつさない事です。自分のところだけの被害ならまだしも お客様のパソコンへウイルスが飛び火したら大変です。

ウイルス対策ソフトで対応しようとしても Win2000の時にそうだったように対策ソフトメーカーもXPのフォローを止めるでしょう。

ネットで世界中のパソコンが繋がっている中で 脆弱になったWinXPを使い続けることはインフルエンザが流行る教室でマスクも付けず薄着で頑張っているようなものです。来年4月からは有効なワクチンも無く、すごい勢いでウイルスのパンデミックが始まるということなのです。

会社でお使いの OSだけ新しいものにすればいい訳ではありません。 使っているすべてのソフトをスムースに新バージョンに移行させるには 手間と時間が掛かリます。
マイクロソフトも注意喚起をしているように 切り替えには1年ほどかかると考えて ぜひ対策の検討を早めに始められることをお勧めいたします。