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すぐに、テレビが終わってしまうわけではありませんが、テレビのあり方を問う、色々な動きがでてきています。ネットの2チャンネルでは「高岡蒼甫氏のTwitterでの韓流批判」にデモやスポンサーの不買運動まで広がりました。背景にはテレビ放送の様々な問題があるからではないでしょうか。

朝日新聞の購読者も800万部を切ったそうです。またNHKの地デジ化での契約破棄の申し出が10万件程あり テレビ離れが進んでいます。新聞やテレビは老人が亡くなると共に数を減らしていくことになるのでしょう。

テレビに代わって ネットでのニュースの中継は「Ustream」「にこにこ動画」 アーカイブは「YouTube」がよく見られているようです。

テレビの質の低下に対して、例えば8月2日「にこにこ生放送」では 田原総一朗×安倍晋三 緊急提言! 日本の未来を考える ―を放送してました。放送と云っても 簡単なカメラとマイクでコメントの書き込みが流れる小さい画面(最近は画質がよくなりましたが。)です。TVの政治番組と比べれば 貧弱な画面です。しかし放送する側は情報に対して一切加しません。それが私達にとって素晴らしいことです。

日本のマスコが原発問題や政局報道などで スピンコントロール(政治的情報操作)をしているプロパガンダ(特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する宣伝行為)であることを ネットの情報は気づかせてくれました。さらにどのTVも同じ時間に 同じような番組を流していて 聴取者に飽きられていることもあるでしょう。

テレビ会社の広告収入が減少している中 外注を使った番組制作でも安くならなくならないので 安く提供してくれる韓国メディアが便利な仕入先になっているのでしょう。K-popなども番組で取り上げ宣伝をしても思ったほどのことはないようです。もちろんこれからサムソンなどの広告提供が増えても 即 韓流ドラマを提供するとは限らないでしょう。

マスコミ不信は大きくなっています。今回のフジテレビ批判も 韓流批判と結びつけると、本質を見失うことになるのではないでしょうか。原発事故に関するスピンコントロールなど テレビにみんなが疑問を感じていることが問題です。それに真摯に対応しないと テレビが終わってしまうことになるのではないでしょうか。

テレビっ子だった私も 最近はテレビを見なくなりました。
テレビの終焉は ハードの方から始まっています。TVを作ってきた日本のメーカーが生産を止め始めています。テレビのコンテンツに魅力がなくなれば テレビを見る人が減るでしょう。真実の報道をしなければさらに見る人が減るでしょう。テレビの終焉は時代が変わる一つの象徴なのかもしれません。