日本の美術館では 「撮影禁止」などの 張り紙があります。ニューヨークでも パリでも 昔から フラッシュをたいても ノー・プロブレムでした。

なんで こんなことが 起こっているのでしょうか。

拝観料を取っている寺社仏閣でも 堂々と「撮影禁止」です。

ひどかったのは 京都のお寺です。客を正座させ ラジカセから 自分で吹き込んだ 寺や庭の解説を 聞かせ 撮影禁止だと怒鳴り散らしている 坊さん?が居たりします。

まともな 庭の解説ならまだしも 蓬莱山と鶴亀の こじつけ解説では 庭の何たるかを 理解することもできないような 話を聞かされて こんな住職に 文化遺産を預けてていいのかと 思わざるをえませんでした。

タクシーの運転手が 撮影禁止は カードが売れなくなるからですよと 教えてくれました。

先だって 京都の寺社の庭を見て回りました。本質的な問題は 京都のお寺の庭は 崩壊一歩手前だということです。メンテナンスをしないので 美しさを失っているものがあるからです。紅葉の季節 真紅に輝くもみじは迫力はありますが 紅葉だけで 拝観料が取れる現状は 問題です。

庭全体の構成をしっかり後世まで 伝えなければなりません。そのためにはしっかりとメンテナンスをすることが絶対条件です。真の庭の文化を継承してほしいと思いました。

拝観料は 庭や建物を 正しく維持していくために 使ってもらいたいし もっとメンテナンスにお金を使うべきと思いました。