S庭園さんのテーマは「社会に奉仕する会社」で地域の造園活動を積極的に取り組んでこられました。
技能検定の指導や、ケーブルテレビで、ガーデニングの講師など地域密着型ビジネスです。


今回久しぶりに訪れてみると事務所の中に大きな水槽が3個ならび魚が泳いでいました。

同じ水槽が3個とは、余りにも不自然!
よく見ると、竹炭による水の浄化実験とか?
はて、「社長、何を始めたのですか?」と聞きます、今、屋上緑化におり組んでいるとの事。
関東では、屋上緑化も珍しくなくありきたりですが、やっと広島にもそんなブームが来たのだろうと思いきや、その構想の大きさに驚かされました。

これは広島大学を中心に地域企業7社で「ガイヤ共同組合」なるものを設立し資源の再循環システムを取り入れた、屋上緑化だと説明していただきました。
具体的には現在竹林が山間部を荒らす問題が多発する中、竹の炭、竹炭の浄化作用に着目した実験だそうです。
それで、同じ水槽を3個も並べて、浄化の違いを比較実験していたのです。
確かに水が綺麗になりますが、これが造園業とどのように繋がるのか?
これがおもしろいところです。

屋上庭園の基礎になる部分を竹炭の粉末を敷き詰めることにより、雨水とかエアコンから放出される排水を再利用することができるようになり、メンテナンスフリーのシステムを屋上に作れるのだそうです。まるで、夢のような話ですが現実にこのプロジェクトは動いていました。

屋上庭園と言えばビルの屋上の有効利用と考えますが、ここは視点が少し違いました。
コンビニの屋上とか、銀行のATMの屋上などユニークなターゲットを考えて活動されています。
造園業は植栽の手入れや、外構工事をされる仕事と思い込んでいたわたしにとっては新鮮かつ夢の広がる仕事に関心させられました。H社長がんばってください!