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 Windows7が発売されて1ヶ月半。
 過去最高の販売スピード・高安定・高動作スピード・高機能! なんて、本当か? と思ってしまうような話が聞こえてきます。

 実は、私も発売と共にWindows7(64bit版)を使っていますので、その実体験を元にWindows7は買う価値があるのか、全4回にわたりCAD使用の視点からレポートさせていただきます。今回は、その3回目です。

メモリを積むほどに先読みされる


 前回は、Windows7の先読み機能(キャッシュ機能)を紹介させていただきましたが、今回はさらに掘り下げてみたいと思います。

 搭載メモリが多いほど、このキャッシュ機能もたくさん先読みしてくれますが、ここで注意点があります。Windowsの32bitOSでは認識できるメモリが3.12GBと上限が決まっていまして、それ以上積んでも認識してくれないのです。CADは多くのメモリを必要とします。非常に多くの情報を扱いますので自身の動作に丸々1GB以上は欲しいところです。他にOSや常駐しているものでも1GBほどは必要とされるので32bit上限の3.12GB積んでいたとしてもキャッシュに使える部分は少なくなってしまいます。

 そこでWindows7は64bit版をお勧めします。64bitではほぼメモリ搭載上限は考えなくて良くなりました。そして、メモリの価格も今や2GBで5000円程度のようです。
 ※価格com調べ 

 今の発売されているほとんどのアプリケーションは32bitで動作をします。しかし、64bit版のOSでも32bitで動作することができるようになっているので、正しく対応していれば問題なく動作するはずです。(使用されているソフトのベンダーに問い合わせされてください)
 私のパソコンは4GBのメモリを積んで十分だと思っていましたが、今ではこの先読みキャッシュ機能のためだけでも、もっとメモリが欲しいと思っています(と、ここに書いてみる)。

 次回は、いよいよ最終回。総括として所感ではございますが、「Windows7は買いか?」述べさせていただきます。。

Windows7を使ってみて その1
Windows7を使ってみて その2

※お使いのプリンターなど周辺機器がWindows7に対応していない場合がございますので、お使いの周辺機器メーカーのホームページ等でご確認ください。

※Windows、Windows7は米国Microsoft corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。