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人間の作った道具の中で最も優れているものは、冶具(じぐ)なのではないかと思います。冶具という道具に対する考え方が、とても知的で好きですね。


冶具とは、モノを加工するときに作業しやすくするための補助的な道具のことです。あるいは、工場などで物の形や長さをすばやく確認するためにも冶具を使います。例えば、工場で製造された製品が10cmであることを確認するには、10.1cmの穴の開いた冶具と、9.9cmの穴の開いた冶具に製品を通して、素早くチェックします。

メジャーを当てていたら時間がかかる作業を、冶具があればすばやく完了できます。冶具のおかげで、品質も含めた生産効率が劇的に上がるわけです。もちろん、冶具を作るのに材料も時間も必要ですから、同等の作業を何度も行うときにこれを作ります。

冒頭の挿絵は、角材の角を45度にカットするための冶具です。YouTubeに投稿されていたものですが、これこそ人間の英知だと感心してしまいます。木材一本一本はただの物体ですが、それをいくつか組み合わせることで、作業効率が飛躍的にアップするのですから。

ひょっとしたら冶具を考えるほうが、実際の制作よりも面白いのではないかと思ってしまいます。 この冶具を使ってどれだけ仕事の効率が上がるか楽しみだとほくそ笑むわけです。 実は今日、そんなニヤニヤした姿を、オーセブン本社の一角で目撃しました。

ある社員が、楽しそうにパソコンを組み立てていました。冶具とは違いますが、通じるものがありました。 パーツの一つひとつはただの機械の塊に見えますが、それが組み合わさるとものすごい威力を発揮します。お客様の仕事の効率が上がる冶具のような便利な道具です。



このパソコンはサーバーです。中に入るソフトは最新バージョンの「橘・Tachibana」。これから何万件もお客様のパースをレンダリングします。