「メルカリ」ってご存知ですか? スマートフォンでフリーマーケットを開けるというコンセプトで広がっている、個人売買を仲介するサービスです。スマートフォンにアプリを入れると、手元にある不用品をすぐにインターネット上にあるフリーマーケットにその場ですぐに出品することができます。



自宅にある不用品を処分しようと思ったとき、それが売れたらベストですよね。以前は捨てていたようなものも、メルカリなら売れる可能性があります。スマホで写真を撮って商品説明を入れて値段を決めれば、即出品できます。

購入する相手も、基本的には個人です。出品した製品が売れると、すぐにスマホから「○○さんが購入しました」と連絡が来ます。売れたら商品をダンボール箱に入れて、スマホと一緒にコンビニに持っていきます。コンビニの店員さんにスマホの画面のQRコードを見せるとスキャンしてくれて、発送完了です。

メルカリは宅配業者と提携しているので、スマホのQRコードを見せるだけで伝票の入力は一切不要です。売買の当事者は互いの住所や氏名を知らぬままに取引することができます。宅急便の料金も商品の販売価格からの天引きになるので、発送の際にも現金不要です。

個人売買を、全く相手の個人情報をやり取りすることなく行えるのは、画期的です。取引後のトラブルも少ない、利用者にとって安全なシステムと云えます。利用者にとっては正に至れり尽くせりの仕組みで、流行るのも分かります。 ただ、出品直後に始まった値下げ交渉メッセージには正直面食らいました。匿名性が高い分ストレートに言葉が表現される側面は、ここにもあります。

ちなみに、メルカリの運営側は売買が成立すると販売価格の10%を手数料として取ります。