part2
1年半以上前になりますが、パスワードの管理に関する記事を書かせていただきました。その辺りの動向が変わって来ているので再度記事にさせていただきます。

2017年11月 総務省の「国民のための情報セキュリティサイト」内の「安全なパスワード管理」の項目に「定期的な変更は不要」との文が追加されました。
パスワードが漏洩してしまった疑いがある場合以外は特に変更をする必要はないという事です。

ちなみに私が記事を書いたのは2017年の1月ですので1年近く前です(と弁明します)。

この方針変換はパスワードの定期変更によるデメリットが明らかになってきたため行われたそうです。

そのデメリットとは、
 ・変更手続きや管理に手間がかかる
 ・覚えやすくするため簡単なパスワードになりがち
 ・別の所で使ったパスワードを使いまわす
 ・変更手続きの回数が増えることで秘匿が脅かされる

といった物で、何度も変えていくうちに自分がわかりやすい(他人にも類推しやすい)パスワードになってしまうというのが主たる理由の様です。
インターネット上の常識は日々変わっていきますし、専門家の間でも意見が分かれる事も度々です。上に挙げたデメリットがあっても定期的に変更するべきだという人も居ます。
ただ、色々な記事を読んでみると、パスワード変更に否定的な意見が多いのは間違いなさそうです。

結局のところ一番重要なのは類推されにくい長いパスワードを使い、別の場所ではそれを使わない様にする事だと思います。
無理せず、自分の管理出来る範囲で良いのです。

今更ですがインターネット上では様々なサービスが利用できます。警戒しすぎてそれらを使う機会を逃すのはとても残念な事です。
自衛しつつ快適なインターネットライフを楽しみたいものです。