あんどんと文学館
夢あんどんに行ってきました。
煌びやかなイルミネーションも良いですが、ろうそくの優しい明かりで夏の夜を楽しむのもとても良いです。


茨城県古河市で毎年お盆に開催される「夢あんどんと夕涼み」のイベントに行ってきました。
会場は古河歴史博物館とその周辺です。
建物はもう30年近く前に建てられたものではありますが、日本建築学会賞と公共建築賞を受賞しています。
設計は吉田桂二氏。
かつて城のお堀があった場所で、その地形を生かし、建物だけではなく外構も他にはない独特の景観を見ることができます。


エントランスの噴水
お堀に降りる階段と滝、モミジの木。
夏も良いですが、秋の紅葉も素敵な景観になります。
ピンコロの石畳みに緑のトンネルは夏に歩いても涼しい道です。


滝とモミジ
滝とモミジ
お堀周辺
池の部分はピンコロなどでデザインされています
博物館と文学館をつなぐ小道
周辺は石畳の道
オルガンのみ写真撮影可でした

歴史博物館には、古河藩藩主の研究した「雪の結晶」に関する資料や、昔の様子を再現したジオラマなどを見ることができます。
また、オランダの楽器「ストリートオルガン」の演奏を聴くこともできます。
こちらは隣の鷹見泉石記念館と奥原晴湖画室「繍水草堂」の入り口です。
立派な門と、塀を入ると茅葺屋根の屋敷と小さな日本庭園があり、ドラマの撮影などでも利用されているそうです。
市指定文化財の立派な「楓樹」を見ることもできます。


鷹見泉石記念館と
楓樹について
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無料で見学が可能です。暗くなってきてしまったので後日写真の撮影に行ってきました。
灯篭や蹲もいくつもあり、和風の庭園の参考になる写真がたくさん撮れました。


あんどん祭りの日
18時過ぎると、少し薄暗くなってきました。


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あんどんの中のろうそくに、火が灯されます。
職員の方や、ボランティアの方、大学生の実習生がたくさんのあんどんに火を灯していきます。

あんどんは市民の希望者や子供たちが作ったものが並びます。
ひとつひとつ個性ある絵を見ていると、来年はあんどん作りも参加してみたくなります。
まだ明るいですが、少しずつ日が落ちていくのを静かに待つ楽しみ方も良いです。


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いよいよ夜になると会場はあんどんの明かりで幻想的な空間になります。
浴衣を着て散策する人も多いです。
会場ではオカリナコンサートや和太鼓の演奏、ブラックパネルシアターなども行われます。
大きなお祭りではありませんが、ゆっくりと夏のひと時を過ごすことができます。


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博物館周辺には「肴町通り」という蔵を改装したイベントスペースやお店があります。
蔵の中の見学なども出来ます。
駅からも歩いて行けるので、お近くの方は街並み散策にいかがでしょうか?


2018年9月にはカフェがオープンするそうです。
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