株式会社ビレッジアップガーデン
オンライン研修などサポート充実の
「オーセブンCAD」
今回は、千葉県でエクステリア外構工事を行う株式会社ビレッジアップガーデンを取材。グループ会社で、解体工事から外装塗装工事、不動産販売、中古車販売、雑貨販売・カフェ事業等を行う同社の八千代展示場にお伺いし、設計部の3名のデザイナーからオーセブンCADの使い勝手について、また、村上 佳社長と鳥村篤史チーフマネージャーに、会社とエクステリア事業についてお話しをお聞きしました。
>入社3年以内で使いこなす「オーセブンCAD」オンライン研修も活用
現在、株式会社ビレッジアップガーデンの設計は、内田安奈さん、藤井柚琳さん、桑野結友さんの3名で、オーセブンCADを使って年間300棟弱のエクステリアのパースを作成している。
お三方とも入社後に一からオーセブンCADを覚えて、一番長い内田さんでもまだ入社3年程度というのが驚きだ。
「私は前職が電気の設計で平面の図面でCADには携わっていたのですが、事務職で入社後にエクステリアの設計をやってみないかと言われて、3DのCADは初めてでしたがやってみることにしました」(内田さん)
藤井さん、桑野さんも事務職希望で入社してから打診され、全くの未経験だったが面白そうだと思いオーセブンCADを使うことになる。
「私は先輩から『こういうやり方でできるよ』と教えてもらって、マニュアルはあまり見ずに、触りながら『こういうやり方もあるんだ』と発見しながら覚えていった感じです」(内田さん)
「入りたての頃はマニュアルも見ましたが、そんなに読み込まなくてもある程度の操作はできました。
ピンポイントで知りたいことはWEBマニュアルで探した方が早かったです。
後は、オーセブンのオンライン研修でZOOMで繋げて教えていただきました」(藤井さん)
「私は使い始めて半年なので、使いこなしているとは言えませんが『eE-Former(イーフォーマー)』を使って、特注サイズのカーポートの柱寸法を伸ばすことができるようになりました」(桑野さん)
最近も2、3時間のオンライン研修を3人で受けたという。訪問研修とどちらにするか迷ったが、スケジュールの調整をしやすいオンライン研修を選択した。
「オーセブンCADのバージョンアップで追加された機能など、こんなことができるんだという発見があってすごく良かったです。
今まであまり『橘』でレンダリングをしていなかったのですが、使ってみたら夜景パースなどが断然綺麗で、こんなに違うなら早く使っておけば良かったと思いました」(内田さん)
>お客様との打ち合わせにも「オーセブンCAD」を活用していく
現在、ビレッジアップガーデンでは、基本は営業担当がお客様対応を行っているが、打ち合わせの席にモニターがある八千代店展示場では設計担当も同席し、実際にCADを動かして変更を見ていただきながらお客様と打ち合わせすることも増えてきているという。
「喜んでくれるお客様のお声も直接聴くことができるし、お客様の要望のニュアンスもわかってその場で変更することで後々の作業が楽になるので、設計が同席して打ち合わせという流れは増やしていきたいと思っています」(内田さん)
「特に私と桑野さんは、営業アシスタントみたいな形で現調や打ち合わせになるべく同行するように会社から言われているので、設計もお客様の声を聞くように、営業兼設計みたいな形に移行していこうとしているのだと思います」(藤井さん)。
また同社ではコロナ以降、オンライン相談会も受け付けている。
営業と一緒に設計がZOOMで参加し、CAD画面も共有できるので、更に活用していく予定だ。
>ライセンスを在宅でも活用。働き方改革にも貢献できる「オーセブンCAD」
現在、内田さんはメインは在宅での勤務となっており、自宅でパースの作成を行っている。
「シフト制で土日も稼働しているので、藤井さんと桑野さんのどちらかが休みの日は会社に出てきますが、基本自宅でサクサクと作っています。
ライセンス認証はネット環境があればできるのでメリットは大きいですね。家だといつでもできるので、時間があるとすぐ触ってしまうのが難点ですが(笑)」(内田さん)
以前はドングルキーを持ち帰る必要があったが、ネット認証に変わりインターネット環境があればどこでも使えるのがオーセブンCADの強み。
また今は、ネット環境が使えないお客様の自宅等の場合でも使用できる「持ち出しライセンス」という機能も設定されている。
>「建物デザイナー」を使うことでよりリアルに再現。住宅との色合わせも簡単
同社では写真や図面などの資料があれば「建物デザイナー」を使って、庭と一緒に建物も入れて提案している。
建物があることでお客様の反応も大きく違うという。
「建物と合わせて色を変えてみて全体を見たいというお声もいただきます。
簡単な屋根はパパっとできるのですが、複雑な屋根はちょっとだけ難しいです(笑)」(藤井さん)
作成が難しい場合には、オーセブンがサポートもしてくれるという。
「稀にオーセブンCAD登録されていないような商品を図面に落とし込みたい場合にも、問い合せて商品の詳細をお送りするとすごく早く作成して送ってくれます」(内田さん)
>「オーセブンCAD」を使いこなして打ち合わせから完工まで補えるパースの作成やお客様の要望を実現したい
今回3人とも、「オーセブンCADコンテスト2024」に初挑戦。藤井さんはご自身の家の庭をベースにプランした。
3人のデザイナーとしての目標を次のように話してくれた。
「設計として、もっとデザインを知っることと、最初の打ち合わせから完工するまでトータルで問題なく使える図面を作れるようにしていきたいと思っています。
まだ、オーセブンCADの全ての機能を使い切れていないと思うので、役立つ機能の説明会とかあると嬉しいです」(内田さん)
「いつか自分でデザインして庭をリガーデンするのが夢なので、今回自宅の庭でコンテストに応募しました。
オーセブンCADで作った図面を外注さんから『3Dでわかりやすい』と言っていただくこともあり、これからも注釈とかも見やすくして施工しやすい図面を作りたいと思います」(藤井さん)
「最近は営業と同席する機会が多くなって、お客様のお話しを直接お聞きするようになったので、お客様の要望をちゃんとデザインに反映できるようになりたいと思います」(桑野さん)
>解体工事からエクステリア、不動産、中古車販売まで、ライフサイクルの中で業種拡大
株式会社ビレッジアップガーデンは、今年で7年目となる若いエクステリア専門店。元々、村上 佳社長が解体工事業者として株式会社ビレッジアップを創業。そこから関連する事業として、エクステリア工事だけでなく、塗装工事、不動産売買・賃貸・管理、中古車販売、ガーデニング雑貨&ベーカリーカフェの経営と幅広く事業を手掛けている。
「例えば高齢者が老人ホームに入るとなると、家を解体して土地を売る。『もう車は使わないよね』となるので車を売る。また家を建てる時も、不動産の確保から、外構工事、車も買い替えるタイミングであったりする。そういう循環の中で自分たちがやりたい仕事をさせていただいている感じです」(村上社長)
これからは特に解体工事は、空き家が増えて仕事も増えていくが、産業廃棄物を扱うのでコンプライアンスに厳しいのだという。株式会社ビレッジアップがしっかりやっていても、関連業者や下請業者が問題を起こした時に連帯責任を追ってしまう厳しい法律があるので、リスクヘッジを考えて外構工事は別会社の株式会社ビレッジアップガーデンで運営している。現在BtoB、BtoC比率は、だいたい50%:50%。昨年は年間300棟弱を手掛け、3億8千万を売り上げたが、エクステリア事業は更に伸ばしていける事業だと村上社長は捉えている。
株式会社ビレッジアップガーデンは、今年で7年目となる若いエクステリア専門店。元々、村上 佳社長が解体工事業者として株式会社ビレッジアップを創業。そこから関連する事業として、エクステリア工事だけでなく、塗装工事、不動産売買・賃貸・管理、中古車販売、ガーデニング雑貨&ベーカリーカフェの経営と幅広く事業を手掛けている。
「例えば高齢者が老人ホームに入るとなると、家を解体して土地を売る。『もう車は使わないよね』となるので車を売る。また家を建てる時も、不動産の確保から、外構工事、車も買い替えるタイミングであったりする。そういう循環の中で自分たちがやりたい仕事をさせていただいている感じです」(村上社長)
これからは特に解体工事は、空き家が増えて仕事も増えていくが、産業廃棄物を扱うのでコンプライアンスに厳しいのだという。株式会社ビレッジアップがしっかりやっていても、関連業者や下請業者が問題を起こした時に連帯責任を追ってしまう厳しい法律があるので、リスクヘッジを考えて外構工事は別会社の株式会社ビレッジアップガーデンで運営している。現在BtoB、BtoC比率は、だいたい50%:50%。昨年は年間300棟弱を手掛け、3億8千万を売り上げたが、エクステリア事業は更に伸ばしていける事業だと村上社長は捉えている。
若干40 歳でビレッジアップガーデンだけでなく、いくつもの事業を展開している株式会社ビレッジアップの代表取締役を勤めている村上社長。「仕事は楽しくやらないとつまらないと思います」
>コンテスト参加で一層のレベルアップを目指す。他社を見て今後の提案に活かしてもらいたい
今回の「オーセブンCADコンテスト」に設計部の3人を挑戦させた理由として、村上社長と鳥村篤史チーフマネージャー(以下、鳥村TM)はこのように語る。
「当社は最初は若い会社で設計力が無かったのが、だんだんと経験を積んでいい仕事も入るようになり、今は従業員の若返りも上手くはまって伸びていき始めているところです。
昨年は外構デザインにこだわりを持った建売住宅会社さんに選ばれ多くの仕事をしましたが、今年は一層のレベルアップが必要だと思ってコンテストに参加させました」(鳥村TM)
「今回、自分たちのレベルを見直すきっかけにしてもらいたいと思って、チャレンジさせました。他社の作品には『本当に同じCADで作っているのか』と思う程の素晴らしいものもありました。
当社の設計にも今回の結果や他の業者さんの作品を見てこんな機能やこういう見せ方があるんだということを知って今後の提案に活かしてもらいたいと思っています」(村上社長)
>人の確保は喫緊の課題。設計にはビレッジアップガーデンらしいブランド力を
今後の同社の課題と目標は、人材確保と、エクステリアのブランド力を付けることだと村上社長は言う。
「当社ではフレックスタイムなども行っていますが、なかなか人が集まりません。
今の時代、システムでいかに効率的に働くかだとは思いますが、技術や現場管理に関してはどうしても人依存になる。
現場に関しては限界に来ていますね」(村上社長)
「独自の顧客管理と積算のシステムを導入して頂いたので、そこは以前と比べて半分の手間になりました。
でも現場監督は足りないですね。特に若い男性が入ってこない。
自分はこの仕事をずっとやってきているので、エクステリアは面白い仕事なのになと思うのですが」(鳥村TM)
「設計には、仕事量が多い中でもビレッジアップガーデンらしさや、メンバーの個性が出るデザインができるようにしていきたい。
プランでお金をいただけるくらいのデザイン力を付けて自信を持って提案できるようになってほしいですね。
ビレッジアップガーデンとしてのブランド力をつけていくこと。
ただ、それで天狗になりすぎることなく、例えお客様が多くの予算が少なくてもプランで寄り添えるような会社でいたいと思います」(村上社長)
月刊エクステリアワーク|2024年4月号掲載記事
株式会社ビレッジアップガーデン
https://www.village-up-gardens.com/
株式会社ビレッジアップガーデン
https://www.village-up-gardens.com/