ネットニュースなどを毎日見ていても、AIという文字を見ない日はありません。AIに関する驚きの事実を日々見させられると、この先どうなるのか、人間の仕事はなくなってしまうのか、などと思ってしまいますね。

AIが成し遂げた「偉業」はいくつもありますが、最近の話題の一つは、さまざまなフェイク画像ですね。例えば本当に実在する人のような顔写真もAIは生成することができます。アニメのキャラクターや絵画を実際の人間のように加工した画像は、本物の人間にしか見えません。

でも実際はそんな人物は存在せず、AIが作り出したと知ると驚きます。本物の人間の写真だと思ったのに、それがAIが作り出したものだとすると得体のしれない恐ろしさを感じもするのですが、人間に絶対にできない仕事ではありません。

これまでの(ネットニュースなどに出てくる)AIは、特定の能力が優れた人間を模したものが多いです。時間の限られた人間と違って疲れ知らずの長時間学習ができますから、あっという間に人間を超えてしまいます。囲碁のAlphaGoにしろ、クイズのWatsonにしろ、人間のチャンピオンを難なく超えていきます。

エクステリアの業界にAIが持ち込まれたとすると、どのような仕事をするでしょうか。敷地条件を入力したら、自動的にプランを作ってくれるようなものでしょうか。確かにそれは、いいですね。例えば優れたAIなら、数分で10プランでも作れるでしょう。

しかし、このレベルのAIは、まだあなたが恐怖するには値しません。時には猫の目のように変化する施主の要望の変化に対応しながら、プランをまとめて契約にこぎつけるにはプランをたくさん出すだけでは不十分だからです。むしろ、相当役に立つ道具になりそうです。

近未来には、AIが仕事の有能な助手として様々な仕事現場で活躍してくれるでしょう。しかしながら、AIがもっと幅広い能力、例えば単独で人間と対話できる力を持った時には、世界は一変するかもしれません。