住環境のような空間デザインについてプレゼンをするとき、3DCADはとても有効です。アイデアを立体的に理解することが顧客にとってとても重要だからです。 Webの世界にもパース画像を超えた3Dプレゼンがあふれています。

3DデータをそのままWebページの上で表現する技術があります。この技術を使って、自動車メーカーのウェブサイトでは商品である乗用車のカラーシミュレーションなどを3Dで行えるものもありました。色を変えていろいろな角度から確認できるので、プレゼン効果はありそうでした。

しかしこの方法には問題があります。それは3Dデータをその場でレンダリングするために処理に少し時間がかかることです。また、ウェブサイトの方のデータの準備にも手間がかかったと思います。動作が失敗してうまく表示しないこともあったと思います。運用の安定性には課題がありました。

最近では、3Dモデルを直接ウェブサイトで表示してカラーシミュレーションをする自動車メーカーは見かけなくなり、オーセブンのエクステリアVRと同じ手法で外観を表現するサイトが見られるようにありました。エクステリアVRは表示が軽く運用が容易なシステムとして考案しましたが、考えることは皆同じというところでしょうか。

自動車メーカーでは、日産などが採用しています。マウスでドラッグすると自動車の外観を360度確認できるものです。3Dの簡易レンダリングよりも写真の方がずっときれいで質感も分かります。動作も軽快で、こちらを採用する流れが正しいのは明らかです。

日産
さらに調べてみると、バイクメーカーのウェブサイトでのVR採用率が高いです。バイクは自動車以上に外観のデザインが重要な商品です。360度回しながら、立体的に理解してもらうことがプレゼンの肝になります。それらのサイトでVRが採用されいていることはこのプレゼン方法の力を物語っています。



360度ぐるりと回るエクステリアVRは、オーセブンのVRプレゼンの中では最も古いものですが、いまだに人気が高くよくつかわれています。その理由を自動車メーカーやバイクメーカーのウェブサイトからうかがい知ることができました。軽くて効果的なWeb立体プレゼントして今後もご活用いただきたいと思います。