すっかり寒くなりまして。
お風呂がありがたい季節になりましたね。


あらゆる分野で感じますが、最近の技術はすごいものですね。私が最近感激したのは、お風呂です。冬のお風呂はすぐに冷めてしまいますから、短時間に家族全員が入れるように気を付けたり、そんなことをした記憶がありますが、最近の浴槽はあまり冷めないんですね。

自宅のマンションを2年前にリフォームしまして、その時に導入した浴槽がかなり保温効果のあるものだったらしく、5時間くらい放置してから沸かしなおしてもものの1分で「お風呂が沸きました」という給湯器からのアナウンスがあり驚きました。

昔の浴槽だったら、冬場に5時間も放置すれば日向水のように冷めてしまいとても入れたものではありませんでした。ところが今頃は、いわゆる魔法瓶のように保温効果が強いので、昔のように兄が風呂から出たらすぐに弟が入る必要がないわけです。

風呂の湯温が自然に下がらないだけで、ガス代も節約できますし、生活スタイルにも自由度が増します。放置しているものがそのままの状態でいてくれるだけで、周囲の活動の自由度が上がります。もしも冷蔵庫に入れた肉や野菜が永遠に腐らなかったら、ずいぶん楽になるでしょうね。

この「変化しないことの凄さ」を最も感じられるのがデジタルの世界です。20年前に撮影したデジカメの写真は、撮った当時と同じ鮮やかさで画面に出てきます。図面も、パースも、見積書も同じです。実はデジタルが仕事の自由度を爆上げしているのです。