コロナウィルスが広がって、在宅勤務が本格的に始まり、Zoom会議を日常的に使いながら仕事をするようになって、1000日です。仕事環境の変化に対応しようと努力する中で見えてきたことがあります。

ZoomやTeams、WebExなどのWeb会議システムでの打ち合わせは、社内だけではなく社外ともつながって広がっています。支店間や社員の自宅をつなげた会議だけではなく、取引先や、時には初めてのお客様とも画面上から「こんにちは、初めまして」と挨拶をすることもあります。

コロナの始まった当初では、コミュニケーションのほとんどをZoomで行うことが必要でしたので、やりにくいとか難しいとかということは一旦横に置いて、社内全体が努力したと思います。その甲斐あってか、Web会議のリテラシーが広がり、Zoomで打ち合わせが一般化したと思います。

Zoomが一般化したとはいえ、やはり会って話したいという場合は多々あります。いかにZoomが時間を有効に使えるツールだとしても、画面越しのコミュニケーションにはある種の限界がありますから、利便性をとるかコミュニケーションの厚みを優先するかという判断が必要になってきます。

人それぞれオンラインやリアル(実際に会う方法)への好みはありますから一概には言えませんが、1000日の経験からすると、意見がぶつかる可能性の高いケースほどリアルが必要とされていると分かります。初めて会うケースや交渉の場は、リアルが優位です。

しかしながら、進歩とは現実の創造的な破壊である、と言われます。オンラインZoomの時間効率は絶大です。リアル会合を1回でも突破してZoom化できれば、自分も相手もコスト削減できます。Zoomの画面越しに闊達な議論ができるかどうか。そこに掛かっていると思います。