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サービスという単語はビジネスの世界でもしばしば使われます。主な意味は二つありますが、この違いが、少々厄介です。

“サービス”という言葉で真っ先に連想するのは、いわゆるご奉仕価格のようなお得なイメージです。「サービスしておきますよ」と言われれば、安くなることや余計にもらえることを意味します。買う側にとってなかなかナイスなワードですよね。

サービスの持つ本来の意味は、役務のことです。誰かのために(あるいは社会の為に)労働するということそのものを指しています。日本語で言うと「奉仕」の意味も含むため、ご奉仕価格=サービス価格=サービスという用法だろうと想像します。

ところで、経済学では「財・サービス」と言って、商品を財とサービスに分類しています。形のあるものを財と言い、形のない商品をサービスと言います。サービスとは、学校教育や医療のように、売る側の労働と買う側の消費が同時に行われるようなものです。

サービスという言葉は、かたやご奉仕、かたや対価を伴う労働です。金銭面で真逆の意味合いで使われます。人が動く仕事としてのサービス業は十分な時間と報酬が伴わないと運営が苦しくなります。学校の先生が深夜まで残業したり、コロナ禍の病院が過酷な労働を強いられる現実はサービス業であるがための問題です。今やらなければならないので苦しくなるのです。

オーセブンの仕事で言えば、電話サポートなどのサポート業務や作図支援、ガルテン・ブログなどがサービス業に分類されます。仕事量、時間、人数に報酬が見合ってないと、運営が厳しくなります。サービスが停滞しないように、工夫して改善して行きたいと思います。