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パソコンのディスプレイサイズは、ゲーム用には24インチが主流ですが、20インチ前後のものから、30インチを超える大画面のものもたくさんあります。どれにしたらいいのでしょうか。

 ゲーム用に24インチが適当なのは、デスクの上に置いたときに集中できる視界の幅と24インチサイズが近いからだと考えられます。パソコンデスクの奥行が70cmの場合、液晶モニタをデスクの奥に配置すれば目と画面との距離は約60cmとなり、24インチがちょうどぴったりと云えます。

下は、私が考える「集中できる視野角」と「普通に見える視野角」の図です。集中できる視野角はポートレート撮影などで使われる50mmレンズと同じ47°です。普通に見える視野角は報道写真などで一般的な35mmレンズと同じ63°です。24インチと27インチのディスプレイを使う場合に、画面との距離がどの程度必要かを示しています。
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パソコンのディスプレイを検討する場合、使っているデスクの奥行が大変重要です。奥行きが50cmくらいしかない場合は、27インチのディスプレイを置くと画面が近く感じます。その場合は椅子を引いて自然に距離をとりますが、今度はマウスやキーボードの操作がしづらくなりおすすめできません。

逆にノートパソコンなら奥行30cmのデスクでも仕事ができます。ノートパソコンが14インチなら画面幅は30cmで、集中できる距離は33cmになりぴったりです。デスクサイズに合わせてディスプレイを選択するのがおすすめです。

ノートパソコンは14、15インチが主流なのは持ち運びサイズだけではなく、視野角と画面サイズの関係もあると思います。ノートパソコンはキーボードとディスプレイの位置が変わりませんから、目との距離はいつも30cm〜40cmとなり、結果ディスプレイサイズが15インチあたりに落ち着いたのでしょう。