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IT機器の歴史を見ると、有線から無線への進化は利便性のアップに大きく寄与してきたと思います。煩わしい線がなくなることで身軽で便利になるのは確かです。 しかし、全く問題がないとは言い切れません。


インターネットが市場に広まった90年代後半は、電話線を直接(あるいはモデムを経由して)パソコンにつないでいました。ですから、パソコンは電話の引き込み口の近くに置くか、あるいは電話線を長々と配線して、パソコンにつなげる必要がありました。無線LANの登場で、このわずらわしさから解放されました。

ネットワークを無線にすることで、パソコンを置く場所も自由になりましたノートパソコンなどは電源ケーブルからも解放されて移動しながら好きな場所でインターネットにつなげるようになりました。しかしその一方で、外部の人間が自分のネットワークに入ってくる危険も増えることとなりました。長所があれば短所もあります。

マウスやキーボードも、ワイヤレス化が浸透しています。ちょっとしたケーブルがないだけで、デスク周りがすっきりしますし、外出先で使うときにも、ワイヤレスは重宝します。しかしこちらにも、ウィークポイントがあります。それは、子機の側にもバッテリーが必要なことです。

先日iPadProでWeb会議に出ていた時、ワイヤレスイヤホンの電池が突然切れてしまいました。私はあわてて有線のイヤホンを探し出して、すぐに会議に復帰しようとしました。 しかし、思いもよらないことに、iPadProのどこにもイヤホンジャックの丸い穴がついていませんでした。Appleらしいユーザー泣かせです。※

調べてみると、iPadProと最新のiPadAirにはイヤホンジャックがついていませんでした。1〜2時間の利用ならワイヤレスで全く問題ありませんが、長い会議の時は困りました。充電はすぐには完了しませんので、長時間のWeb会議やWeb展示会に出られるときは、お気をつけください。

※iPad Pro /Airにも有線イヤホン用の変換コネクタが販売されております。