先日発令された緊急事態宣言で、コロナ騒動もいよいよ長期戦の様相を呈してきました。市民が街に出なくなり、家にこもることによって、ビジネスの土台が大きく動いています。この環境の変化にどのように対応すればいいのでしょうか。
メディアの報道では、宅配ピザ店が盛況と聞きます。それはそうでしょうね。家の中にこもっていてもお腹は減ります。外出も自粛しようと思えば、食料を買いに出るのが億劫になる人も多いでしょう。ちょっとぐらい高くても、ピザでも取るか！　と意思決定する勢いは、今多くの家庭にあります。

外食産業は、壊滅状態でしょう。その危機を感じてか、私の近所の居酒屋さんは２件とも弁当屋さんに早変わりしました。毎日の食事のことですし、そもそも普段は家にいない働き人たちが自宅にいるのですから、弁当屋はまさにちょうど良い対応策だと思います。ビジネス切り替えの素早さが素晴らしい。何とかうまくこのトラブルを乗り切ってほしいものです。

食事以外にも、家族が一日中家にいることで生まれる、面白いビジネスチャンスがあります。それが、リフォーム、リガーデンです。実は私、在宅勤務で毎日家にいたところ、散らかっている部屋をどうにかしたくなり、本棚でも新調しようかとネットで探してみると、結構高価なカスタマイズ本棚が何と大盛況につき一ヶ月待ちなのです。

家の中で仕事すると、机やいす、棚に不満が出るのは当然で、改造したい意欲にかられます。そこから端を発したリフォームのビジネスは今の日本に、確実にあります。

そして、私が思うに、コロナウィルスの最大の問題は気軽に外出できないことにあります。家の中にばかりいると、不思議なもので、春の日差しを全身に浴びたくなります。これはもう本能ですね。ひょっとすると、家族専用の庭が、いま世界中の人が欲しいものかもしれません。外出せずに日光を浴びれる快適空間です。

庭のプロの皆さま。これは結構大きなビジネスチャンスかもしれません。