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私の自宅もそうですが、皆さんのご自宅でもリビングの一番いい場所に、あると思います。黒くて四角い、大画面のテレビが。


東京オリンピックが開催された1964年を皮切りに、カラーテレビが居間の主役になったと言われています。その頃のテレビと云えば、箪笥の中にブラウン管が埋め込まれているような、置き家具のようなスタイルでした。画面も小さく20インチ程度ですから小ぶりの箪笥が置いていあるという感じでした。

時代が進むとテレビは大型化し、テレビ本体とテレビ台に分かれるようになりました。ブラウン管で30インチ近いサイズのものは、幅も厚みも大きく、まるで巨大なだるまのように、リビングの一番いい場所に座っていたものです。

ブラン管が液晶に変わりさらに巨大な画面を持つようになったテレビは、もはやその位置を考えずには住宅のプランニングはできないような大きな要素となりました。しかし現在、そのテレビを見る人は着実に減少しています。特に若い世代ほど、テレビ離れが進んでいると言われています。

我が家の小学生の息子なども、テレビよりも動画サイトばかり見ています。そちらの方が面白いからでしょう。そして、彼の見ているその内容は親の私が見ても面白くないのです。なるほど、パソコンは個人で楽しむもの、テレビはみんなで見るものなんだな、と思いました。

大画面のテレビがそこに無い方がリビングはスッキリきれいです。でも捨ててしまうと、みんなで映画や番組を見る楽しみがなくなってしまいます。特に映画だけは大きな画面で見たいという人も多いはずです。もはやリビングの邪魔者と云えるテレビに次の使い方を提案した商品が生まれました。時代の流れを、上手くキャッチした商品だと思います。


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