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2016年はVRゴーグルという新しい技術を使った様々なアイデアが展示会やメディアに広告されてきました。 実際に世の中ではどのように使われているのでしょうか。


VRゴーグルの用途として最初に多くのアイデアが提示されたのが、映画やゲームなどのエンターテインメントの分野と、医療や研究開発の分野ではないでしょうか。 映画やゲームはVRゴーグルを使う事そのものが新しい体験になりますし、医療や研究開発ではより成果を上げるための専門的な道具としてVRゴーグルをとらえていました。

しかしこの2016年は、VRゴーグルを使ってそれ自体とは無関係な商品やサービスを提供する姿が見られるようになりました。それは新しいモノの売り方であり、思いもかけないサービスの向上につながりました。いくつか、ご紹介したいと思います。


◆登山VRで登山用品を売る


mammut
http://project360.mammut.ch/

登山用品のMAMMUTの一部のストアでは、登山用のウェアやシューズの売り場に、VRゴーグルの展示があります。 VRゴーグルで体験できるのは雪のアプルスを本格的に登山しているVR映像です。 店頭で山岳気分を味わい、購買意欲を掻き立てようという趣向です。 実際に使用する場所のイメージが新鮮なうちに商品を見るのは、確かに効果的かもしれませんね。


◆VRで車を販売


Audi
http://vrscout.com/news/audi-dealers-sell-cars-using-virtual-reality/

自動車メーカーのAudiは、VRゴーグルを使ったショールーム提案ツールを作りました。 ディーラーに訪れた顧客は、目的の車種に対して、色やオプションをいろいろに変えて、体験することができます。 ショールームに多くを展示できない自動車販売の弱点をうまくカバーしたアイデアですね。


◆VRで高齢者福祉サービス


https://readyfor.jp/projects/2643

高齢者施設に勤務する登嶋健太さんは、施設の利用者の為に世界の各地を撮影して回り、それを高齢者の皆さんに見せて生きがいに替えていこうというチャレンジをしています。 足腰の弱った高齢者にとって、新しい世界に触れる体験が良い刺激になるのは、想像に難くないですね。


エクステリア・造園業界でも、VRを使った施工例がホームページに掲載されたり、CADパースをVR化して提案する姿が見られるようになってきました。 エクステリアや庭の施工後の状態をVR体験すると、お施主様はよりはっきりしたイメージを持って安心して工事を依頼できるようになります。バージョン11.5のユーザー様は是非一度スタンドインVRでご提案してみてください。