コラム
AR(エー・アール)とかVR(ブイ・アール)とか、ヨコ文字ITワードが出てくると拒否反応、という方もいらっしゃるでしょう。 でもこれらの言葉は、今世の中を変えつつある大事なキーワードです。 おさらいしておきましょう。


ショッピングモールで偶然見つけた高級ソファを、あなたはすっかり気に入ってしまったとします。ソファは高価なものですから、それが本当に自宅のリビングに合うかどうか、事前に確認したくなるでしょう。 現実のリビングの中に、そこにはないソファの映像を重ね合わせて見られれば、いいですよね。


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IKEAカタログ

AR(=Augmented Reality/拡張現実)は、現実の映像の上に、デジタルデータを重ね合わせる技術です。 実際の部屋にソファのデジタルデータを置いて見せれば、購入前の顧客に安心を与えることができます。 これはリフォーム、リガーデンにも有効で、バージョン11.5の「写真合成機能」や、カタリノの「ARカメラ」などもAR技術を商品化したものです。

このように、ARは現実の映像の上にデジタル情報をうまく重ね合わせることによって、新たな情報や価値を得ることができる技術です。最近話題のPokemon GOも、ARの技術を使って現実の世界に架空の動物がいるように見せ、ユーザーを虜にしています。

VR(=Virtual Reality/仮想現実)は、目や耳などに現実とは違う情報を与えて、それを現実のように知覚させる技術のことです。最近では、主にVRゴーグルを使って視覚を別の映像にすり替えるタイプのVRが流行っています。VRの得意分野が、シミュレーターです。下の動画は、パラシュート訓練にVRを利用した例です。 VRを使うことで安全、安価な上、実体験さながら。訓練の効果も十分でしょう。 


https://www.youtube.com/watch?v=nr81ZG-tXQU

庭のような空間提案にVRが有効なのも、「それを現実のように知覚させる」技術であるからです。 図面やパースを見て想像するのとは違い、将来の庭を「体験する」わけですから、プランナーさんの提案への理解も進み、クレームも少なく、施主の満足感も高まることが期待できます。 バージョン11.5のスタンドインVRもVRゴーグルでご提案頂いております。皆様も是非ご活用ください。