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明日(2016年1月12日)を持って、マイクロソフトのウェブブラウザ、「インターネットエクスプローラー(IE)」の旧バージョンのサポートが終了いたします(※)。 Windows7、8、10のユーザーは、バージョン11のみがサポート対象となります。
※Windows OSの各バージョンに対応した最新版のみサポートされます。


IEは、Windowsの標準ブラウザとして多くのユーザーに使われてきました。 長らく利用シェアの70%以上を占めていましたが、Google社の無料ブラウザ「Chrome(クローム)」の台頭により、2012年にはシェア1位の座を奪われることになりました。 全世界でのシェアでは、Chromeの約50%に対して、IEは10%程度だと言われています。(日本ではIEの人気が高くどちらも30%程度だと言われています)

後発のChromeがシェアを伸ばした最大の理由は、「速い動作速度」がユーザーに歓迎された為です。起動やページの表示切替がとても速く、それでいて、テクノロジーの進化が著しいインターネットの世界でも、最新の表示方式に対応する柔軟性を持ち合わせていました。 しかし、このような高性能のソフトを維持するには膨大な開発作業が必要です。

開発作業を一つのバージョンに集中させたのがGoogleのChromeでした。IEはバージョン8、9、10、11と、いくつものバージョンに開発エネルギーが分散してしまいました。 IEがWindows OSの機能の一部を担っていることもあり、OSのバージョンが増えるたびにIEの方もバージョンが増え、時代のスピードについていけなくなってしまったのです。

IEの旧バージョンサポート終了は、これからのIEをより快適なブラウザーに改善するために必要な措置なのでしょう。現実の世界では古いものを大事にするのも良いですが、 これからのITの世界では最新状態をキープすることがユーザーに求められそうです。 まずは古いIEをお使いの方、最新版へのアップデートをしてみてください。



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お使いのWindows OSによって、IEのサポート対象のバージョンが変わります。 これにより、IEのバージョン8以前のバージョンはサポート対象外になります。

出典: 米マイクロソフト社のホームページより
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/iesupport/