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春になり水田にはもうすぐ水が引かれ田植えが始まります。農家は忙しい時期になってきました。一方、雑草にまみれた休耕田も増えています。今、耕うん機が唸りを上げて田んぼを耕しています。のどかな田園のイメージというより土木工事です。耕うん機が行ったり来たり単調な作業が続いています

農業は機械化なくして成り立ちません。農地解放、耕地整理、土地区画整理事業等々時代に対応した施策が取られてきました。耕うん機の導入も進んできましたが、小型の機械化ではなりたたないところまで追い詰められているのが現状では無いでしょうか?

水田は水平な水面が条件です。傾斜地の多い日本では大規模化しにくい面が有ります。しかし水に恵まれて何処でも田んぼを作ることも出来る日本です。



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正面は今どき珍しい専業農家。農業機械が一杯の庭と倉庫
農山村に今必要なインフラはネット通信・WiFiでは無いでしょうか?

アメリカの大規模農地と大型コンバインに近づこうと耕うん機も大型化してきました。しかし人が運転している限り問題解決にはならないと思います。無人自動運転で耕したり刈り取ったりできるコンパクトな機械を開発すべきです。技術的には何も難しい物はありません。

人が乗らない分、余計なスペースや設備が要りません。コンパクト、軽量化すれば移動も楽になります。電気モーターを動力にすればメカのコントロールも簡単に成ります。夕方、日が暮れても稼働でき24時間フル運転が可能です。

南から使い始め 北へ移動させて使いまわせます。農閑期はオーストラリアやニュージーランドに応援にも行けます。

この無人化自動運転を実現し効率化するにはどうしてもネットワークが必要です。GPSを活用しWiFiで監視し管理するシステムで アメリカの大規模耕地との戦いも可能に成ります。

頭脳を組み込み、システム化して小さい自動化機械であらゆる作業をロボット化することでこそ農業の新時代が築けるのでは無いでしょうか?頭脳のない中途半端な機械ではゆとりの時間は生まれません。

老齢化が進み後継者は農業から離れ 近所の知り合いに耕作してもらう 個人規模でなんとか米作は続いているのが現状です。IT化こそ農業を革新していける方策です。しかし 規制の壁がその道を閉ざしているのが現状です。

日本 高齢化、後継者、TPPの問題 しかし、より大きいのは規制の壁です。日本のすべての分野で 規制の壁が新しい日本誕生を閉ざしていると云えます。IT化の仕事に携わるとそれを多く感じて成らないのです。自ら規制を改革できるか否かが日本の将来を決めるのでは無いでしょうか?