紫陽花
トルコに反政府デモが広がっています。エルドアン首相はTwitterが問題だと指摘しています。デモの参加者は怠け者で略奪者、Twitterを「呪い」「災難」と決めつけました。
今や 国家の権力者にとって TwitterやFacebookは厄介者でしかないようです。


どの国でも 多少の違いがあるにしてもマスコミは政府の広報機関であり、その情報は政府に都合のいい情報が流されます。マスコミは政府によってコントロールされていると云えます。ニュースはつくられ一斉にテレビや新聞で情報シャワーを国民に浴びせかけて、世論を作り出してきたわけです。

一方 TwitterやFacebookは広報室も記者クラブもなく誰でも書き込みすることができます。バラバラな意見や中傷やあるいは根も葉もない嘘っぱちが横行することもあります。 しかしSNSは人と人との草の根の繋がりです。マスコミは数千万人に一挙に情報を伝えることができますが SNSは数百から数万です。しかし皆が関心あるものなら一瞬に繋がることが出来ることになる可能性を持っています。

マスコミの作り出す世論は一般大衆という繋がりのない集団の気分と云えます。一方SNSの作り出す世論は人と人の繋がりの中で作り出される関係性の高い世論であり 相互に連絡を取り合い交換しながら作り出されるものです。同じ世論でもマスコミそれより濃密で行動を起こしやすいということが云えます。 

マスコミとSNSは対立するものとなりやすいと言えます。これは政府と国民の対立です。紫陽花革命以来 より明確になってきたと言えます。マスコミが作る世論調査よりSNSの方が国民の世論を現していると云えるのではないでしょうか。

最近NHKについてのネットアンケート調査で89%の人はNHKをつぶしてしまえという過激な反応しました。マスコミ対する信頼感が失われているその背景にはTwitterやFacebookのやりとりがあることは確かです。インターネットによってマスコミの情報操作が分かるようになり批判が強まっていると考えられます。

さて、我々の仕事でTVコマーシャルや新聞のチラシは有効な公告手段でした。(ネットにアクセスしない高齢者には 今でもチラシは有効な手段ですが)それに加えホームページを作り宣伝すればさらに効果が上がりました。最近ではTwitterやFacebookをホームページと連動するサイトが効果を生んでいます。SNSは草の根のより緊密な関係を作り出すことができます。 SNSは決して「呪い」「災難」ではありません。ホームページより身近に会社や仕事について理解をしてもらうには良い手段となっています。ぜひSNSを使うことをお勧めいたします。

大きい政治レベルと同じ変化が 私たちの小さいビジネスの世界でも起きています。これらの変化に対応することで、商売繁盛といきたいものです。