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戦後経済を発展させてきた人々には 仕事上で学んだ経営学や管理術があります。生産性運動、品質管理、標準化などを学び実践し 成果を上げて来ました。その成功者が現今の経営者の人達です。その人々は成功者故に陥りやすいIT化導入の失敗があります。それを考えてみましょう。

会社では稟議制度が採用されて来ました。市場分析 自社の強み弱み分析 タイムテーブル 実施評価 予算 利益・・・など 案件の検討を行い 関連部署が印鑑をつき会議で決済、実行ということになります。

この仕事の運び方は着実ですが 対応が遅くなってしまいます。人:人、紙の情報では時間がかかり 中間在庫のように停滞して解決まで時間が掛かっていました。情報化社会は激しく変化しています。思いついたらすぐ実行しないとチャンスを失ってしまいます。まして稟議を回していては尚の事です。

有能な社長は現場に行くというのが定説です。 アイデアは現場にあり 改善点を感じている社員がいます。それを拾い出すのが現場視察です。社長が現場から直接情報を吸い上げて 情報の中間在庫なしで解決策を決めることです。IT化でこれに代わる方法が出来てきました。仕事全部をデーターベースに取り込んでいつでも「見える化」することです。データーべスはいわゆる仮想会社を作ることです。それを常に見ていれば現場に行く以上の成果を挙げることができるわけです。

例えば、ある部門の管理システムの導入を図ったとします。ここで成功社長は標準帳票にしがちなのです。 仕事は千差万別、元々一把一絡げにはできにくいものです。仕事のプロセスの中で現場のナマデーターを積み上げた方が、標準帳票より色々な情報を取り出すことができます。標準帳票を作れば一つ余計に仕事が増えるという不満もあります。

どの会社でも パソコンやタブレット、スマフォなどで仕事をしています。それをそのままデーターベースに記録して活用すれば一番簡単です。これを実現させるには、仕事をデーターベースに記録するソフトを使って報連相しあえば 記録は自動的に残り わざわざ帳票に記入することも無いわけです。(勿論定番のデーターは標準化帳票で処理します)

ハードディスクが安価になり大量のデータも心配なしです。何時、どこからでもネットで繋がるので経済的で実用的です。

情報化社会になって 今までの生産性運動、品質管理、標準化はIT化によって劇的に変わったのです。現実の会社をデジタルデーターで仮想化・見える化してしまうのです。小さい会社なら、むしろやりやすく把握しやすい規模なのです。 この「会社・ビッグ・データーベース」は自ずと経営革命を実現します。むしろ中小企業には最適なツールとなります。

スピードが元気を生み出します。データーベースで全社を見渡し、即司令を出せれば無駄の発生は最小限になります。社員のデーターを見て「これはいいアイデアだ。素晴らしい やってみよう!!」で仕事は進みます。勿論関連部署にはリツイートすればいい訳です。
今までの管理ソフトは各部門の記録に過ぎません。これでは全社を効率化する経営ツールには成りません。

情報化時代でも一番重要なポジションは経営幹部であり社長です。生きるか死ぬかの判断は誰にでも出来るわけではありません。詳細なデーターが記録されていれば、適確で素早い判断ができ、全社員に伝わります。これがクラウド型の 会社・ビッグ・データーベース革命です。

これらのソフトは日々の仕事のナマデーターを積み上げていくものです。埋没しがちな人材の発掘やアイデアの拾い出し、無理無駄を排除し、高収益体質を作る事ができます。 会社をもう一つ元気にするために是非導入され、 ますますご発展いただきたいと思っています。
(弊社商品としてこの考え方で実現したソフトは 「e-Board イーボード」です。)