白い菊
NHKの受信契約を破棄して半年経ちました。テレビのない生活スタイルにも慣れてきました。改めてTVは生活に深く入り込んでいると感じました。そこでTVの代わりになるコンテンツを探しました。一番はアップルTVですが、ネットで拾い出せばニュースチャンネルなどたくさんありました。 

TVの画面に向かって怒鳴ることもなく、TVに合わせて生活することもなくなりました。 TVをつける時間が少なくなり節電です。しかし動画を見る楽しさは捨て切れません。そこでアップルTVを見るようになりました。 iPadからTVに繋ぎ世界の番組にアクセスします。

ネットで見れる世界のニュースサイトは国境が無く リアルタイムに動画化して 今までのニュース専門TVより多彩な企画があります。世界中に広めようとしています。有料化はごく一部、無料で積極的に展開するサイトが元気です。

WEBのニュースサイトには垣根がありません。未だに日本のTVは電波塔から届くエリアを視聴域としています。箱根に関所があり東京の番組を関西では見せないようにしています。世界がオープンになっているのに 日本は鎖国政策です。
 
総務省は今年6月 スマートテレビ推進の基本戦略を発表しています。テレビとWEBを連携させる新しいサービスを提供するとしています。

不況から広告費が減り、TVの番組の質はがた落ちです。さながら愚民の飼育ケージです。それだけではありません。NHKの受信料を取るためのB-CASカードと、スカイツリーです。数億枚のB-CASカードはコピーされて管理限界を超えて役立たずのカードになってしまいました。
テレビとWEBを連携させるといっても、スカイツリーの電波を受けるTVと世界と繋がっているWEBの融合には問題があります。もともと鎖国政策で作られたスカイツリーでは世界に電波は届きません。

日本の情報空間はガラパゴス化しています。日本のスマートテレビは、国内の規制と遅れたシステムでがんじがらめ。どのように折り合いをつけるのでしょうか?

TVを止めて半年、番組が見れない大型TVを前に考えました。 スティーブ・ジョブズの夢見たスマートテレビは、どんなものだったのかと。ガラパゴスTVにならないよう願うばかりです。