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明治天皇が定めた明治政府の基本方針「五箇条の御誓文」。第一条冒頭に「列侯会議を興し」を挿入し折角の案を封建的な方向へ後退させました。しかし1世紀半、ITにより実現可能になりつつあります。より明快に「すべてみんなで決めることができる」と云える時代です。

・弊社ホームページに設計室便り「オーセブン社員がつづるコラム」があります。写真と短文で綴るコラムです。設計部員がお客さまにお送りしようと自主的に始めたものです。社員が休日に出かけたついでに見つけたものなどが中心になっています。コラムを続けていくことで洗練され タイムリーな記事が集まるようになりました。記事を載せることを楽しんでいる風です。情報は会社が指示するより自主に任せた方が良くなり長続きするものだと感心しています。

・弊社のメールは代表と各部のメルアドがあり
 社員共有です。休みの社員の代わりができるようになっています。情報を共有化して連絡ができるようになり お客様に迷惑がかからないようになっています。

・社内の情報はクラウドにすべて投げ込んで皆が見れるようになって来ました。大変便利です。クレームはすぐにアップされ回覧されますから対応も早くなって来ました。

企業は上から指示しホウ・レン・ソウをさせるということが一般的でした。しかし情報の共有化が進めば ホウ・レン・ソウはクラウドで共有化し 社員の自主的で素早い仕事ができるようになります。手戻りも少なくなっています。管理職は社内情報をクラウドでチェックしていれば全体の把握と問題の拾い出しができ、素早い判断ができるということになります。

今、ネットでは 「ネット党」を作ろうという試みがあるようです。問題は人々の生活の中にあり 問題解決の方法も多くの人から提案し 法案化までやろうという まさに市民の声をダイレクトに国会にあげていこうという試みです。「すべてみんなで決めることができる」一つの試みです。

IT化はピラミッド型の統治形式からフラットなシステムを可能にしてくれます。政治の場で実現は難しいでしょうが 小さい会社ならすぐに実現可能です。そのことで社員全員参加型の やる気が出る会社になっていくのでは無いでしょうか。勿論政治の世界も 国民全員の声を反映する統治機構の実現も可能になっていくのでは無いでしょうか。