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チェニジアで起きた焼身自殺事件に端を発するジャスミン革命(ジャスミンはチュニジアを代表する花)はエジプトに飛び火して混乱が続いています。
エジプト政府は沈静化の為にネット遮断という暴挙にでました。


ジャスミン革命=SNS革命と云われています。政府はすぐにネットを遮断して メール・Twitter・フェースブックなどが使えないようにしたのでひと安心したかもしれません。しかしそうは問屋は下ろさなかったようです。

アメリカの起業家シャービン・ピシェバーが、エジプト人が持っている普通のノートパソコンをインターネットルーターに転換するソフトウェアを現地に送りたいとメッセージを流しました。パソコンからパソコンへ メッセージを順次送っていく形の通信網「メッシュネットワーク」を作ろうと呼びかけまし。メッシュ・ネットワークでネット遮断に対抗するレジスタンスを呼びかけたのです。

核兵器でネットワークが寸断されても、網の目に張り巡らされた通信回線で情報伝達できるようにと考え出されたのが インターネットでした。大型コンピュータの時代のインターネットの考え方でした。
パソコンと携帯が無数に点在する現在では、オープン・メッシュ・ネットワークで情報が伝達できるようになるといえます。ネットワークが寸断されても 無数のパソコンや携帯があれば それだけでネットワークが維持できるということになれば 通信の安全保障が守られるといえます。第2世代のインターネットとも云えます。

人口密度の高い地区ではメッシュ・ネットワークは簡単に実現できるということになります。それはとりも直さず、アクセス料金が掛からないネットシステムができあがるということです。無料の携帯が実現します。後進国で導入されればお金の掛からないネットワークが簡単に構築できることになります。電力のスマートグリッドのように 情報のスマートグリッドが実現するかもしれません。

現在使われているインターネットを遮断しても すぐに第2のメッシュ・ネットワークが立ち上がり危機に対応できることが分かりました。

オープン・メッシュ・ネットワークは、誰でも本当の事を知る権利を保証します。後進国でより進むことで 平等で自由な社会の実現に寄与するのではないでしょうか。
さらに 第2のインターネット・イノベーションがジャスミン革命を機に始まったと云えないでしょうか。