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世界中で盛んにおこなわれているネットゲームですが、ネットゲーム内で買い物をすると、寄付ができるのだそうです。

日本にはあまり寄付をするという文化がありませんが、欧米では大学や病院など多くの組織が寄付で成り立っています。個人や企業も、寄付をする文化が根付いていてついにゲーム内通貨にもその波が来ました。

有名なネットゲームFortnite(フォートナイト)では、期間内(2022年3月20日から2022年4月3日まで)にゲーム内通貨のV-BUCKS(ヴイバックス)を購入するとその全額をウクライナに寄付するそうです。

ゲーム内通貨というのは様々なゲームで用いられています。ゲーム内で特定のデータを購入するにはそれを直接現実の通貨(円)で購入するのではなく、ゲーム内通貨(今回の場合はV-BUCKS)で購入しなければなりませんから、まず円をV-BUCKSに変えます。

そのとき、1円単位で1 V-BUCKSに変更できるならまだいいのですが、1000円単位などのようにある程度のボリュームを変換することになります。購入したいデータの方は200V-BUCKSとか1000V-BUCKSという値段なので、どのように買い物しても大体いくらかのV-BACKSが余ります。

V-BACKSの残金と購入額がぴったり一致することは少ないですから、少し余ったゲーム内通貨を消費するために結局新たなV-BUCKSを購入することになります。また、V-BUCKSに変化した通貨はもう円には戻りませんから、V-BUCKSを使うことは円を塚ほどには抵抗がなく、結果的に無駄遣いを繰り返すことになります。

ともあれ、ゲーム内課金を全額寄付するというのはいかにも欧米の企業らしい試みですね。開始からたった二日で(2022/3/22)ですでに30億円を超えているそうです。驚きです。

FortniteはEpicGamesの登録商標です