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2021/09/01 日本に「デジタル庁」というものが創設されました。
菅 前政権からの目玉政策の一つです。


日本には諸外国で運用されているようなマイナンバー・国民総背番号のような制度がなく、
国が一元管理できず、国民一人一人への迅速なサービスが出来ていません。

そういった制度が日本にも必要だ!と折々で顔をだしますが
その都度、頓挫します。上手くいかない。

記憶に新しい所では、コロナ禍における「給付金の遅れ」です。
国民に10万円ずつ配る・・・。 先進諸外国では、パッと配布される中
もれなく先進国と言われる我が国では、随分と遅い対応となりました。

国民の意見もいろいろあり、マイナンバー制度に肯定的な意見もありますが、
「国に全部管理されたくない。」「何をどこまで管理されるのか怖い」という声も大きく、
いっこうに前に進みません。しかしながら、その中で今回のように行政の遅さには文句がでます。

何となく理解ができます。 何か国を信用できないという思いがあり
表向きは良いような話だけど裏では・・・。なんて想像して
気持ち悪いから、今のままで結構です。 というオチです。

と、・・・話がそれましたが、政治への信頼というのは
きちんと取り戻していただきたい。と願ってやみません。

そして、次によく言われる「縦割り行政」の壁です。
関係するもので言うと、運転免許証・保険証・住民票・・・、
同様に個人を証明するのに扱われる公的なものですが
管轄する省庁・自治体が異なっています。

各省庁の情報を持ち寄れば、すぐにでも立派な国民データベースが
完成しそうなものです。

が、そうです。縦割りの壁です。 既に各省庁でシステム作りをしていたり
どの省庁がイニシアチブを取るのか?明け渡すのか?
お国の仕事には「予算」が付きます。
そうすると、いつものように利権だ何だと、余計なものがついてまわります。

ここもまた、国民からの信頼です。余計な疑いはコチラも持ちたくないですよね。
きちんと説明がなされ、支払われた税金が国民の利益やサービスとして
還元されれば、疑ったり勘ぐったりいたしません。

例に挙げたマイナンバーだけでなく、デジタル庁の目指すものは多岐にわたる大仕事です。
思い描かれたものが正しく出来上がると、日本のデジタル化が前進いたします。
ぜひぜひ、新設された「デジタル庁」が掲げる「人に優しいデジタル社会」が
世界に誇れる行政サービスになりますように。と、期待して待ちたいと思います。

追伸:デジタル庁創設にあたり、今年「デジタルの日」という記念日がつくられました。
オーセブンもここに参加し「人に優しいデジタル社会」が広まることを願い、
その活動に協力して参ります。

https://www.o-seven.co.jp/index.php?itemid=5817